関西人による、関西が好きな人のための、関西を24時間遊べるウェブマガジン Lmaga.jp


トップ > アート > 国宝仏そろい踏み!東大寺ミュージアム。
Check Clip to Evernote 2011.10.13up

国宝仏がそろい踏み!東大寺ミュージアムがオープン!

国宝仏がそろい踏み!東大寺ミュージアムがオープン!

関西の、いや全国の仏像好きに大ニュース! 国宝や重要文化財を多数所蔵する奈良の東大寺が、一般公開できる展覧施設を新たに10月10日にオープン。これまでは国立博物館などの特別展などでしかお目にかかれなかったすばらしい仏像や絵画等がいつでも見られるように! 見どころを速報レポートします。まもなく第63回正倉院展も開催(2011年は10月29日~11月14日の全17日間)もはじまり、仏像好きにはたまらん季節が、いよいよ奈良に到来です。

第1室誕生仏に豪華な装飾…のっけから国宝登場!

 国宝 金銅八角灯篭火袋羽目板 奈良時代

国宝 誕生釈迦仏立像および灌仏盤 一具 奈良時代

まずは、金色の誕生釈迦仏立像(国宝、写真左)が正面でお出迎え。古代の誕生仏では日本最大として知られる、東大寺の寺宝はさすがの美しさ。そして大仏開眼供養会などに使用された伎楽面(重要文化財、期間中展示替えあり)や、金銅八角灯篭火袋羽目板(国宝、写真右)など、天平文化を代表する宝物を一堂に展示し、創建当初の東大寺のイメージを伝える華やかな内容に。開館記念特別展「奈良時代の東大寺」展では、国宝12件、重要文化財24件など全60件を展示する、仏像ファンにはたまらないラインアップ。全展示室に低反射ガラスを採用し、映り込みなく、仏像の細部までじっくりと拝見することができます。

第2室天平仏の傑作、ここに集結!

左から国宝 月光菩薩立像、中央は法華堂本尊・国宝 不空羂索観音立像、右は国宝 日光菩薩立像

第2室はご存じ、現在修復中の法華堂からお引っ越しされてきた本尊・国宝不空羂索(ふくうけんさく)観音像と、日光、月光(がっこう)両菩薩像の3体がそろい踏み、いずれも国宝! これまでの展覧会のように、美術品として仏像を展示するのではなく、お堂で仏様と向き合うような空間にしたいという東大寺の意向で、織り上げの格天井や朱塗りの柱など、法華堂の内陣を模して作られた展示室は、まさに堂内の雰囲気そのもの。間口は実際の須弥壇と同じ幅なのだそう。じっくりと国宝仏に対峙できる空間に浸って。東大寺ミュージアムのメイン展示です。この3体が揃うのは、法華堂の修理が終わる2013年1月まで。また、現在修復のため外されている不空羂索観音宝冠(こちらも国宝!)は、2012年4月より展示開始予定。

第3室平安仏の雅な世界観にどっぷり。

弥勒仏坐像(重文)木造彩色 平安時代

青面金剛立像(重文) 木造彩色 平安時代

東大寺に伝来する仏像彫刻を展示されているのが、第3室。奈良から平安の時代の、仏像造形の変化を間近でみることができる流れになっています。法華堂伝来の弥勒仏坐像(重文、写真右上)は大仏の元になったとも伝わる仏像。実際は手の向きや体つきが違いますが、本物と見比べてみるのも楽しい。青面金剛(しょうめんこうごう)立像(重文、写真右下)は美しい木彫が特徴的。木造仏独特の、彫りの陰影を鮮やかに見せる効果的な照明がここでも。平安~鎌倉時代の舞楽面(重文)も展示しているので、こちらもお見逃しなく。

第4室東大寺の歴史を紐解く古文書も、重文揃い。

ミュージアムショップと喫茶コーナーは改札外ゆえ、入館しなくても利用可能。

誕生釈迦仏立像(左)と月光菩薩立像(右)の仏像フィギュアは1体各2,000円。

ぐるりと回った出口の近くには、東大寺の歴史を伝える古文書や記録を集めたコーナーが。国宝の倶舎曼荼羅(写真)は平安時代のもので、釈迦三尊を中心に十大弟子,梵天,帝釈天,四天王等の祖師像等が,曼陀羅的な構図で描かれる。そのほか鎌倉・室町時代の紙本墨書で、こちらも重文揃い。展示ケースの真向かいは、第2室の格子越しの3体が拝めるスポットなので、最後にここでもう一度じっくり拝観して。そして展示室から出たエントランスの近くには、東大寺境内から発掘された考古学資料の陳列が。前身寺院の建物の瓦などの発掘物は必見です。
そして帰りにはミュージアムショップもぜひ立ち寄って。緻密に再現された海洋堂制作の国宝仏のフィギュアはマニア垂涎の品揃えです。国宝をぜひご自宅に。仏像のポストカードや、鹿デザインのアイテム、東大寺オリジナルのお土産などを販売。また、隣接の喫茶コーナーでは、オリジナル和菓子や洋菓子と飲み物のセットも楽しめます。

写真/本郷淳三

Art Data

10月10日 東大寺ミュージアムオープン

開館記念特別展「奈良時代の東大寺」

10月10日(祝・月)~2013年1月14日(祝・月)
奈良市水門町100 東大寺総合文化センター内
0742-20-5511
9:30~大仏殿閉門時間
(季節により閉門時間は異なる、入館は30分前まで)
※ 奈良国立博物館の正倉院展開催中は~18:00、ただし金・土・日・祝は~19:00
修二会行法中(3/1~14)は~19:00
無休(展示替えの際は臨時休館あり)
入館料:大人500円
東大寺総合文化センター公式サイト
http://culturecenter.todaiji.or.jp/museum/

[PR]オススメ情報