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トップ > 映画 > 人気モデルから役者の道へ・・・東出昌大
Check Clip to Evernote 2012.08.14up

パリコレも経験したモデルを捨て、役者の道を歩き始めた東出昌大。

「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー作『桐島、部活やめるってよ』を、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が映画化。バレー部のキャプテンで、学校一の人気者・桐島が退部したという噂が校内に巡り、友人や彼女、まったく関係のない生徒たちまでもが翻弄される事態に。それまでの校内ヒエラルキーがバランスを崩し、それぞれの心に潜んでいた闇や葛藤が焙り出される青春ムービーだ。その桐島の親友・菊池宏樹を演じるのが、パリコレの舞台も経験している東出昌大。モデルとしての華麗なるキャリアと肩書きを捨て、この映画出演を機に役者に転向した彼に話を訊きました。

写真/バンリ

Profile

東出昌大 (ひがしで まさひろ)

1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。高校時代、「第19回メンズノンノ専属モデルオーディション」でグランプリを獲得しデビュー。187cmの長身を生かし、2006年からはパリ・コレクションにも出演。zuccaやヨウジヤマモトのモデルとして活躍する。映画『桐島、部活やめるってよ』で本格的に俳優デビューを飾る。
公式ホームページ

──海外のファッション・ショーでも活躍されるぐらいモデルとして順当なキャリアを重ねていたわけですが、退路を断った上で役者をやろうと思ったキッカケは何だったんですか?

もともとモデル事務所にいて、そこにいながら芝居のオーディションに初めて声を掛けていただいて。昨年の夏だったんですけど、映画のオーディションがあるから「いってらっしゃい」と言われて。モデル事務所って、モデルがオーディションを断ることはまずないんですね。でも僕、芝居できないですって言ったら、それは先方に伝えてあるからって(笑)。何事も経験だなと思って。最初はそんな軽い気持ちでした。

──最初、思っていた役者のイメージと、オーディションを受けてからとは相当違いがあったと思うんですけど、どうでした?

メンズノンノの専属が終わったとき、ちょっとだけ芝居をかじらせていただくことがあって。そのときにすごく難しいというのは知っていたので。オーディションを受ける前から、役者はすごく難しいし、そんな簡単に転向できるものじゃないって思っていたので。でも、オーディションの後半、エチュード(台本なしに即興で演じ、話を展開していく稽古)でイキイキと演技している共演者の姿を見たり、あと、帰りにごはん食べに行って話をしてたことがすごく楽しかったんです。難しいという想いは変わらなかったんですけど、共演者のみんなと、吉田監督とやりたいという強く思うようになってきましたね。

──役者を目指していたと言うよりも、そういった出会いの中で徐々に気持ちが膨らんでいったと?

はい。相当不安はありましたけど。モデルを6年ほどやっていて、23歳にして言わば転職なので。もちろん、23歳からなる方もいると思うんですけど、今回の現場では僕より若い、でも、僕よりキャリアがある子しかいなくて。そう考えると、この年で転職は・・・という不安はあったんですけど、結果、今は出来上がった映画を観て、いい仕事を選ぶことができたなと思っています。

──クリエイティブな部分は、共に通じるものもあると思うんですけど、また全然違った筋肉や脳、キャリアを必要としますよね。そのあたりの不安はなかったですか?

不安だらけです(苦笑)。よくモデルから俳優になる方はいらっしゃるし、表現者という言葉で括れば一緒なのかもしれないですけど、まぁ、僕からしたら全然違うなって。やっぱり動画とスチールの違いもあるし、モデルは服なのに対して、役者は内面の動きを見せるという。だからホントに全然知らない世界に飛び込んだという印象でしたね。

──ホームページを見させていただいて、すごく印象的だったのが、「今の僕は正直大きな自信はありません。だからこそ、一つ一つ精一杯やるしかないと思っています。絶対に諦めません。」という言葉があって。役者をやるにあたって、これを書くには覚悟も必要だったと思うんですけど、いつぐらいに書いたものなんですか?

これは今回の撮影が終わって、もともとモデル事務所に所属していたんですけど、役者に転向するなら・・・という話をマネージャーさんとしてたんですが、ちょうどその頃に今の事務所から声をかけていただいて。あれは移籍した直後に書いたんです。「桐島~」のときもすごく切実に感じたんですけど、やっぱりまだ技術があるわけでもないし、ホントにプロフェッショナルが多い業界なので、もし自分がちょっとでも妥協したら絶対後悔が残るし、演技もうまくならないと思うので、この仕事だ!って決めたなら、諦めないで最後までやろうという想いですね。

──映画を拝見させていただいて思ったのが、第一作目ということもあって初々しい演技、内面からこぼれ出るような、宏樹の想いを一生懸命表現しようとする姿が印象的でした。実際ご自身でどう見られてますか?

ありがとうございます。現場でモニターチェックがなかったので、完成してから初めて映像の自分、動いている自分を観たんですけど、まぁ、気になるもんですね。瞬きが多いなとか、猫背だなとか(笑)。いちいち気になりましたね。自分の声もろくに聴いたこと無かったので違和感がありました。

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