関西人による、関西が好きな人のための、関西を24時間遊べるウェブマガジン Lmaga.jp


トップ > 音楽 > 神戸のトラックメーカー、tofubeats
Check Clip to Evernote 2014.10.07up
トーフの日に『First Album』発表  神戸のトラックメーカー、tofubeats
1990年生まれ、神戸在住の大学生が配信した楽曲「水星 feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeチャートの総合1位を記録したのが2012年夏。中学時代からコツコツと、それでいて膨大な楽曲をインターネットで発表しつつ、その噂を聞きつけたアーティストたちが続々とリミックスを依頼。2013年にはiTunes Best of 2013に選ばれるなど、今では押しも押されもせぬ2010年代を代表するトラックメーカーとなったtofubeats。そんな彼がメジャー第一弾となるアルバム『First Album』を10月2日にリリース! 豪華アーティストをゲストに迎えて制作されたアルバムについて、tofubeatsにインタビューしました。

取材・文/杉山慧

Profile

tofubeats

tofubeats(トーフビーツ)
1990年生まれ、神戸市出身。現在も地元・神戸で活動を続けるトラックメーカー/DJ。学生時代からインターネットで活動を行い、これまでYUKI、ももいろクローバーZ、くるりなど、さまざまなアーティストのリミックスを手掛ける。プロデューサーとしても、9nine、lyrical school、でんぱ組 inc.といったアイドルグループにも楽曲提供を行っており、さらにはテレビやウェブのCM音楽なども制作。インターネットから火がつき、スマッシュヒットを記録した「水星 feat. オノマトペ大臣」(2012年)を含むアルバム『lost Decade』を2013年にリリース。同年秋には、森高千里らとゲストに迎えた「Don't Stop The Music」でメジャーデビュー、iTunes Best of 2013に選ばれる。DJとしても大型フェスに出演。今もっとも注目を集めるアーティストのひとり。

公式サイト
http://www.tofubeats.com

アルバムはシャッフル。通して聴くのは、自分の中で相当事件

──メジャーデビュー後、初のフルアルバム『First Album』を10月2日、つまりトーフの日にリリースされましたが、本作はどういう流れで作られたのでしょうか。

アルバム作るときに全体の流れを決め込んで作ることはないんですよ。既存のEPの曲がある状態で、2カ月間でアルバムを作ってくださいとなったので、とりあえず曲をいっぱい作っていく。デモ曲が出来上がったら、iTunesのプレイリストに放り込んでいって、あと一応DJなので、キレイに並べとこうかなみたいな。これが例えば、従来のメジャーのアルバムだったら、たぶん1曲目に(森高千里をボーカルに迎えた)「Don't Stop The Music」が来ないといけないと思うんですけど、そうしないのは僕ならこうするっていうだけですね。

──2013年にリリースされたインディーズ盤『lost Decade』でも、iTunes Storeのチャートの総合1位を記録した「水星」を後半に持って来られてますよね。大団円を狙ってのことなんですか?

そうですね。あと「衣替え」みたいな曲でアルバムを終わりたくないというのはありますね。よく言うんですけど、エンドロールのありがとうございました!っていう感じがスゴイ好きで、今回は18曲目の「20140803」がそれに当たる感じです。僕は車とウォークマンでよく音楽を聴くので、その雰囲気に合わせて決めていきますね。

──アルバム1枚を通して、ストーリーを紡ぐというのは・・・?

ないですね。音楽を聴くときも普段はフルシャッフルなんですよ。アルバムを通して聴くのは、自分の中で相当事件なんですよ。アルバムを通して何回も聴いているのが宇多田ヒカルさんの『First Love』とAlex G『Alex G』、あとは山本精一さんの『ファルセット』ぐらいですね。僕の場合は制作に3年かけられないので、最近追加した項目に入っている楽曲の規模ですね。今回のアルバムだって、シングルの制作期間を合わせても1年以内にやっているので。


tofubeats「Don't Stop The Music feat. 森高千里」

tofubeats「poolside feat. PES(RIP SLYME)」

──3曲目に入っている「poolside」は、たしか2年前の曲ですよね。

そうですね。これは(所属レコード会社の)ワーナーからの提案で、“この曲入れてみない?”って。杏里さんのクリアランスも取れるって話だったので、入れさせてもらったっていう感じですね。

──その「poolside」は杏里さんの曲が元になってますが、結構昔から元ネタとして杏里さんの曲を使われてますよね?

そうですね。昔からサンプリングのネタにしてまして、それこそ前作『Lost Decade』の「Lost Decade」っていう曲は、あんまり言えないですけど杏里さんの曲が下敷きになってるんですよ。

──杏里さん、好きなんですか?

そうですね。角松さんから離れてからのとき(※注)の方が好きですね(笑)。それこそ筒美(京平)スタイルですよね。杏里さんの「愛は誰のものでもなく」とPeter Jacques Band 「Is It It?」、あともうひとつのバンドのシャッフルビートの曲が3つぐらいあって、それを聴きながら作ったのが「Lost Decade」ですね。今回も「20140803」は弾き直してますけど、クラウン・ハイツ・アフェア(男性8人編成のディスコ・グループ)をサンプリングしたデモが上がってたりだとか。そういうやり方はありますよね。
(注:杏里本人によるセルフ・プロデュースは、1987年のアルバム『SUMMER FAREWELLS』以降)


tofubeats「Come On Honey! feat. 新井ひとみ(東京女子流)」

tofubeats & Seira Kariya LIVE set at Shibuya clubQUATTRO 2014

[PR]オススメ情報