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Check Clip to Evernote 2011.05.24up
世界レベルのダンサーが大集結!関西初上陸の「GQ Gentleman Quality -紳士の品格-」

世界レベルのダンサーが大集結!

クラシックバレエからコンテポラリー、そしてヒップホップまで。ダンス界の一流ダンサー22名がジャンルを超えてひとつの作品を作り出すステージ「GQ Gentleman Quality -紳士の品格-」がいよいよ関西初上陸です! キャスト全員が主役級、というなんともゴージャスなこの企画。とにかく、ダンスに携わる人にとっては身震いするような夢のキャストが総出演。そんな大注目の作品について、出演するバレエダンサーの佐々木大さんと法村圭緒さん、そして演出・構成・振付も手掛けるヒップホップダンサーのTETSUHARUさんの3人にお話を聞きました。

Profile

TETSUHARU(てつはる)

東京生まれ。ダンサー、振付家。主な振付アーティストと作品に安室奈美恵、SMAP、AKB48、ミュージカル「ALTAR BOYS」。ダンサーとして倖田來未ほか数々のコンサート・舞台・PVに出演。最新作に演出も手掛ける舞台「タンブリングVOL.2」、小池修一郎演出ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」振付。都会的な感性とパワーで日本のエンタメ界を牽引中。
http://csb-international.info/

 ──東京公演は大盛況のうちに終えられた「GQ Gentleman Quality -紳士の品格-」ですが、そもそもGQって、ユニットのことですか?

TETSUHARU: GQとはジェントルマン・クオリティの略で、一言で言えば“紳士の品格”をテーマにしたダンスエンターテインメントのことですね。ダンサーで振付家の新上裕也さんと2人で始めた企画なんですが、毎回国内外で活躍する男性ダンサーを幅広くキャスティングしていく形で、決まったメンバーがいるわけではありません。

 ──なるほど。TETSUHARUさんは普段、安室奈美恵やSMAPなどの振付を担当されていますが、自らアイデアを発信し、そして舞台に立つとなると、また違ったやりがいを感じたのでは?

TETSUHARU:そうですね。今回は主に新上さんが演出・振付された作品に、どうスパイスを加えるかという作業で、全くゼロからのスタートではなかったんですが。それでもやっていて思ったのは、世界レベルのダンサーになると高い次元での共通言語があるってこと。ジャンルじゃないんだなって。あの空気感を味わえるのはGQの醍醐味だと思う。自分でも振付しながら想像を超えていく感じが面白かった。

 ──今回、GQ初参加の佐々木さんと法村さんはいかがでしたか?

佐々木大:ぼくは前回公演のプロモーション映像を見たんですが、ストリートダンサーたちの表現力の高さに圧倒されて「すごい、やります!」って。実際、バレエって浅いかもな・・・と尻込みするぐらい、周りはとんでもない化け物だらけで(笑)。GQとの出合いは価値観が変わるくらいに衝撃的でした。
法村圭緒
:今回の作品では、本番ギリギリまで試行錯誤を繰り返して、一切の妥協することがなかったから、完成品の3倍ぐらいの振付がボツになったんじゃないかな。いろんなジャンルがあるからこそ生まれたスペシャルな世界。GQという新しいジャンルを確立できたんじゃないかな。

Profile

佐々木大(ささき・だい)

東大阪市出身。バレエダンサー。1991年、国立ロシアバレエ団にプリンシパルとして入団。94年ジャクソン国際バレエコンクール金賞受賞。01年第51回芸術選奨文部科学大臣新人賞、中川鋭之助賞受賞。04年服部智恵子賞受賞。最近作に「東京フィルハーモニー交響楽団 オーチャード定期演奏会」ほか。豊かな表現力とそれを可能にする柔軟な肢体と驚異的テクニックの持ち主。

──新しいジャンルの確立ですか!

TETSUHARU:うん。今までにもコラボレーションという試みはあったけど、そこには当てはまらない作品になっているので。まずは先入観をもたずに観ていただきたいですね。どなたでも理屈抜きに楽しめるエンタテインメントになっていると思うので。それに、オリジナルの音楽がまた良いんですよ。

──音楽の増田俊郎さんは「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ曲を手掛けるなど音楽界では知る人ぞ知る作曲家ですが、じつはTETSUHARUさんのお兄さんだそうですね。

TETSUHARU:そうなんです。共演したのは今回が初めて。兄はクラシックからゲーム音楽まで知識と活動の幅がすごく広いので、この人にはこんな曲がハマるんじゃないかと、ポンポンと曲を書いてきてくれて。それがまた映画音楽みたいに壮大ですごく良いんですよ。バレエダンサーの吉本真悟なんか「ワケもなく感動する!」って泣いちゃうぐらいに。

──期待感が高まりますね。内容的にはテーマとなっている「ヘンゼルとグレーテル」をダンスで表現する感じですか?

TETSUHARU:何かストーリーがあった方が観やすいだろうという程度で、あくまでもビジュアルの楽しさや、スキルのぶつかり合いを楽しんでもらえるように作りました。前半は仮装パーティーのシーンで色んなキャラクターが登場します。佐々木さんや法村さんも、普段のクラシックバレエの公演では観られないような役を演じているので、ファンの方はその姿を観るだけでも価値があるんじゃないかな。というか、プリンシパル(バレエ団における最高位ダンサー)級の2人が同じ舞台に立つこと自体、そもそもありえないことですからね。

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法村圭緒(ほうむら・よしお)

大阪生まれ。バレエダンサー。1993年にワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーに留学。第3回ワガノワ賞国際バレエコンクール3位受賞。帰国後は法村友井バレエ団入団。主役ダンサーとして活躍する一方、海外の招待公演にも出演し高い評価を得る。近年は『伊勢物語』で歌やジャズダンス、また指揮者・西本智実とのコラボレーション企画に参加するなど広範囲に活躍の場を広げている。

──クラシックバレエというと勝手に厳格なイメージがあるのですが。佐々木さんと法村さん、周りの反応はいかがでしたか?

法村:ネタバレになるので詳しい説明は伏せますが、周りの方からは新たな一面が見れたと喜んでいただけました。
佐々木:東京公演では特にバレエ関係者には好評でしたね。みんな食いつくポイントが違うんですが、中でも後半の22名全員で踊るシーンは見応えがあると思いますよ。

──22名の競演! 世界レベルの技と技がぶつかり合い、舞台上のあちこちで一斉に名場面が展開されるなんて、ゴージャスかつスリリングですね。

法村:確かに。「あそこへ飛んでください」と言われた場所に、隙間がありませんでした(笑)。
佐々木:それぞれが気を配っているので、ケガをすることはないんですけど…ギリギリです(笑)。
TETSUHARU:こっちで何かやっていると思ったら、あっちでもまた違う何がはじまって・・・。スリルがあって息をのむシーンの連続です。

──一歩間違えば大事故にもなりかねない・・・。そのギリギリ感はぜひともライブで見てみたいです。みんなのテンションがギュッと凝縮されて想像するだけでもすごいパワーを感じますね。

法村:ほんとに全編、理屈抜きに楽しめます。みんな自分が出ていないシーンは、舞台袖から必死で観てますから(笑)。

──クラシックバレエ界ではその名を知られた吉本真悟や中島周、コンテンポラリー界の新鋭・大貫勇輔など、各分野のカリスマたちをも夢中にさせる舞台なんですね。

佐々木:これだけのメンバーが同じ舞台に立つなんて普通ありえないことなので。絶対に損はさせません! 
法村
:それぞれ、自分が思う品格をイメージしながら踊っているので、そのあたりも楽しんでいただければ。
TETSUHARU
:例えば、大リーガーとか世界で活躍している日本人はたくさんいるけど、ダンサーやクリエーターの中にも世界レベルの人たちがいることを知って欲しい。これを見逃したら二度と同じ舞台は観られないので。

取材・文/石橋法子 写真/渡邊一生

Stage Data

「GQ Gentleman Quality -紳士の品格-
 Chocolatショコラ ヘンゼルとグレーテルより」

演出・振付:新上裕也 演出・構成・振付:増田哲治(TETSUHARU)
振付:青木尚也、吉本真悟 音楽:増田俊郎
出演:佐々木大、法村圭緒、TETSUHARU、新上裕也、ほか
6月7日(火)・8日(水) 19:00~
森ノ宮ピロティホール
9,500円(全席指定) ※未就学児童入場不可
06-7732-8888
(キョードーインフォメーション/10:00~19:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp/

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