大阪ミナミが誇る、ゴキゲンなカオス街
大阪で言わずと知れた繁華街・ミナミ。その一角にある、今もっともホットでディープな街「ウラなんば」は、2010年頃に誕生した新しいエリア。かつては薄暗い路地裏で、人通りもあまり多くなかったが、界隈の若い店主たちがこのエリアを盛り上げようと奮闘し、「ウラなんば」と命名。今では100軒を超える個人店がひしめく、ミナミを代表するスポットに。
インバウンド客にも人気の「黒門市場」
もともと、この一帯は笑いの聖地「なんばグランド花月」や大阪の食文化を支える「黒門市場」と「道具屋筋」、サブカルチャーの巣窟「味園ビル」などが昔からあり、少し北上すれば人形浄瑠璃文楽の本拠地「国立文楽劇場」、南下すれば西の秋葉原と言われる「日本橋オタロード」などが混在するディープなエリア。さらに個人店が次々オープンしたことで、日本一“ゴキゲン”なカオス街となった。
人が魅力、誰もがすぐに「チーム友達」
「食いだおれの街」「天下の台所」として、古くから発展した大阪の食文化。新鮮な食材が全国から集まり、料理人が切磋琢磨。だからこそ、安い!美味い!は当たり前。トレンドを追っかけるのではなく、他にはないサービス・接客でお客さんを笑顔にするのが、大阪で飲食店を営む商売人の腕の見せどころ。
そんな大阪でも、特に「ウラなんば」の住人はとにかく個性的。「楽しく飲む!」をモットーにする若き店主のパーソナリティがそのままお店のカラー・雰囲気となり、お客さんは店主&スタッフの心意気やキャラクターに心酔。人情の街・大阪を凝縮したような「ウラなんば」では、誰もが一瞬にして「チーム友達」なのだ。
次から次へ飲み歩く、ハシゴが醍醐味
界隈の若い店主たちによって生まれた「ウラなんば」。それだけに、お店同士の横の繋がりでアイデンティティーを確立してきたエリアだけに、「あそこのお店はめっちゃ美味いで!」「それ食べたいんやったら、ここに行けばええよ」「席空いてるか、ちょっと電話したるわ」と、ここに店を構える誰もが「街のコンシェルジュ」状態。
そして、1軒で終わっちゃモッタイナイのが、この「ウラなんば」の最大の魅力。個人店が軒を連ねているエリアだけに、1軒目でちょっと腹ごしらえして、すぐ近くの2軒目でワイワイ。そして、3軒目はそのお店で教えてもらった初めてのお店へ…といったぐあいに、次から次へ飲み歩く「ハシゴ」がこの界隈の遊び方なのだ。
Caption by Hyatt Namba Osaka
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