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カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2024.9.24 Update

本州の天気予報を見聞きすると、ひと昔前ならほぼ真夏の天候だけれど、

 

北の地では秋たけなわ。

 

厳しく長い冬と雪の季節に向けての準備に、お天気のよい日はとにかく多忙。

 

今年の雪で崩れかけた玄関の敷石を何とかしようとあちこち相談はしたけれど、

 

修理してくれそうな業者さんはこの時期超多忙でそれどころじゃない様子。

 

途方に暮れかけていたところ、同情してくれたご近所さんが応援に集まる。

 

私を含めて高齢の女三人、年齢を足したら二百歳を超えるというこの上なく頼りないメンバーだけれど、

 

草を取り、落ち葉をよけ、傾いたモルタルを均して補修する、手際のよさはほぼプロ並み。

 

この地の女性、住まいのメンテナンスから除雪まで、本州の男性顔負けのエキスパートが結構いる。

 

朝の散歩や通りがかりの人たちはたちまちギャラリーと化し、

 

『頑張るねー』『上手だねー』『そこはもう少し、こうしたら・・・』などなど、

 

応援やヤジも含めて、たちまち人だかり。

 

この街に移住してから、入口がどうの、草取りがどうの、近所の人に文句ばかり言われて、

 

何てうるさい地域だとがっくりきかけていたけれど、

 

いよいよいけなくなりかけたら応援が現れるのです。

 

『あの家はとんでもない』だの、『この家は困ったもんだ』と文句や噂話しばかり多いことに

 

辟易としかけていたけれど、肝心なときにはちゃんと共助体制がある。

 

仲良しお友達だけでなく、批判や悪口でときどきは息抜きしつつ、

 

周囲の動向はそれとなく把握している。

 

古代の魔女のコミューンとは、意外にこんな雰囲気だったのかもと思えた秋の一日。

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