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カメリア・マキの魔女占い

Profile

カメリア・マキ・ダークムーン

『SAVVY』誌では創刊時よりホロスコープを担当。アメリカで魔女学を修め、当時の全米魔女協会より魔女名・Darkmoonを受けた日本人初の魔女。池袋コミュニティカレッジで魔女学の講師を務めた後、現在北海道でカルチャースクール講師、弟子の養成にあたる。著書に『魔女のメッセージ』などがある。

魔女の近況2024.11.5 Update

日一日と秋は深まり、天気予報では雪のマークを目にするようになった。

 

雨風の夜が明けると、玄関の前は一面の落ち葉。

 

この景色、結構好き。

 

東京はイチョウがやたらに多く、落ち葉の季節になったら足首が埋まるほどの文字通りの黄色い絨毯を

 

踏んで歩くのが楽しかったりした。

 

でも、北の地では落ち葉はただのゴミで、玄関一杯にしておくと、近所から『掃除しなさい』と

 

クレームが入ることも。

 

シモーヌよ、落ち葉の散った森に行こう。

 

君は好きか、枯葉を踏む足音を・・・(R・ド・グールモン)

 

何ていう詩を知らない人もいるんだろうなー

 

詩の一節を知らなくても、人は生きて行ける。

 

でも、息をのむようなナナカマドの鮮やかな紅葉を前にして、

 

歳を重ねたら『来年はこの真紅を見ることもないのかも』と立ち止まることもなく

 

興味を持ち、話題にするのが人のうわさと食べ物の話しだけになったら

 

四季の移り変わりに心震えることも、二度とないこの時の出会いに涙する気持ちも忘れてしまうのかも。

 

そんな鈍感に覆われたつまらん大人にはなりたくないと思いつつ、

 

歳だけを重ね、また一年の終わりを感じ始める今日この頃。

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