ぎょうざの古屋 京都移転日記。第2回
カテゴリ:コラム

1988年創業。
味噌ダレ自慢の神戸餃子といえば!な[餃子専門店 古屋]が、
コロナの影響がいよいよ全国へと波及し始めた3月末、
神戸・元町の店を閉めて、京都へ移転するというではないか。
奇しくもその頃、ミーツは『京都特集』の取材真っ直中。
そこで、店主・古屋泰三さんの京都引っ越し~開店までを追う、
酒と涙にまみれた、期間限定の来京日記。
—
書いた人=古屋泰三さん
[餃子専門店 古屋]店主。今春、元町の自店も塩屋の自宅もたたんで、
勢いで憧れの地・京都へ。趣味はサーフィン。この連載と並行して、
HPでもコラムを執筆中。www.gyoza-furuya.com/index.html
第2回
4月3日(金)の続き

バッキーさんと合流後、まず到着したのが[お好み焼き吉野]。
なにを話したかは記憶にないが、ビールもう1本頼み、先輩はカス入りのお好み焼きを頼んでもう1本。
鉄板にお好み焼きとビールが無くなり、これで昼ごはん終わりかと思ったら、
「ホソ焼きと赤ふたつ。泰三君、ビールはもうえーやろ」とバッキーさん。
[吉野]さんを出て東に歩く。俺が京都でバイク屋を探していますと話すと、
バッキーさんの仲間のバイク屋まで行き、「こいつバイクいるから頼むで」と、バイク屋さんを紹介してくれた。
その方はバッキーさんの同級生で、カワサキのビンテージバイクが何台もあり、誰が見ても玄人のバイク屋。
その後、タクシーで裏寺まで戻り、立ち呑み焼鳥屋で乾杯。
その後、錦市場の[大賀花]でまた飲む。
ニンニク抜け殻御大はじめ、バッキーさんの怪しげな仲間とも乾杯。
それからバッキーさんが「ほないこか」と、錦市場から寺町方面へ向かい、
まず入ったお店が、バー[タバーンシンプソン]。

おれ、[ターバンシンプソン]の格式知ってるから背筋正すわ。
ここで注文する酒は、バッキー先輩と同じものにする。飲むペースも同じ。
ようはなんでもええ。先輩と同じ時間を過ごすだけで幸せやねんな。

それから祇園方面へと川を渡り、不思議な肉割烹[安参]。
メニューもないわ価格表記もないわ、店のシステムが全くわからんし
カウンターに座っているお客さんの雰囲気は普通やないし。
1番驚いたのは、働いているスタッフが多いこと。
加えて女将さんのオーラが半端ないし、若女将は美人やしお店の厨房はピカピカやし、
アテの刺身は肉の甘みがぎっしり濃縮されてるし。実に幸せな時間やった。
それから、「あと一軒、泰三君に紹介せな」とバッキー大先輩。
これまた不思議な洋食屋さんに行ったのだが、
バッキーさんには悪いけど、ここからもう記憶がない。
ただ嬉しかったと覚えているのが、行った先々で出会った人みんなに
「こいつ頼むで」とバッキーさんが俺を紹介してくれたこと。
ここまで俺の相手をしてくれるバッキーさんは、人生初の恩人。
それから、いつ解散したか記憶なく、おれもたいがいフラフラやったから
神戸へ帰る電車はあきらめ京都駅のすぐそばにあるアパホテルにチェックイン。
だいぶ酔っていたんだろう。〆に[第一旭]のラーメン食べたようだ。

◎古屋さん最新店の記事はこちら
https://www.lmagazine.jp/meets/
◎電子書籍はこちらから
↓kindle
※楽天kobo/Rederstore/ブックパス/Kinoppy/googleブックス/角川BOOK WALKER/honto/Apple Booksなど順次発売されます。
プロフィール
MeetsRegional編集室 1989年創刊以来(今年で31年目突入!)、関西の街をフォーカスし続けるリージョナル・マガジン。編集部員をはじめ、誌面に携わるさまざまなスタッフが自分の足で探してきた店や人、モノやコトを、私感たっぷりにご紹介。街や酒場の“ゴキゲン”を言い訳に、どうにも飲める(飲み過ぎる)スタッフ多め。現在、「WE♥酒場」をキャッチフレーズに、酒場にまつわるエトセトラを12カ月連続で特集中。毎月1日発売。
カテゴリ
- 2020年10月号 (1)
- 2020年6・7月号 (6)
- 2020年8・9月号 (2)
- YouTuberへの道 (2)
- イベント (2)
- お酒 (16)
- コラム (36)
- サブカルチャー (3)
- ファッション (12)
- ミーツグッズ (3)
- ライフスタイル (10)
- 未分類 (7)
- 編集部の日々 (6)
- 街のニュース (30)
- 酒祭 (1)
あなたにオススメ
コラボPR
-
関西からの春旅は「徳島・鳴門」が近くて新しい![PR]
NEW 17時間前 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 2025.2.21 14:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
NEW 2025.2.21 14:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
NEW 2025.2.21 14:00 -
関西の雑誌SAVVYのフェス再び、人気グルメ集結[PR]
NEW 2025.2.21 07:00 -
大阪・関西万博の注目ニュースまとめ【2025年最新版】
2025.2.18 11:00 -
紅茶やデーツの無料配布も!神戸でサウジアラビア体験[PR]
2025.2.14 08:00 -
サウジアラビアコーヒー無料配布も!難波駅でイベント[PR]
2025.2.12 12:15 -
初心者大歓迎! 大阪の人気カフェでお金を学ぼう[PR]
2025.2.12 08:00 -
恐竜王国福井で、7つの恐竜ミッションにチャレンジ[PR]
2025.2.10 12:00 -
ビルボードライブ大阪で無料イベント、亀田誠治ら[PR]
2025.2.7 17:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2024年最新版
2025.2.7 09:00 -
幻のそうめん作り、令和では珍しい手仕事を体験[PR]
2025.2.1 08:00 -
緊急発売!「新幹線+宿」セットプランがお得すぎる[PR]
2025.1.31 15:00 -
⼤阪で「東北産魚介」をふんだんに、1カ月限定イベ[PR]
2025.1.31 12:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.1.31 10:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.1.31 10:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.1.31 10:00 -
神戸ならでは!いちごブッフェ×有名シェフの初コラボ[PR]
2025.1.24 17:01 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2024最新版
2025.1.22 14:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年上半期の運勢は?
2024.12.29 20:00