『Meets』編集部の余談。

魅惑の深夜0時スイーツ イン キョウト。

2020.5.4 21:00

カテゴリ:編集部の日々


「夜中のスイーツ」

この世の中に存在する言葉の中で、平和的でありながら最も暴力的なワードです。

とはいえ背徳感に駆られながら食べる甘味の美味しいこと。欲望のままにコンビニスイーツを胃中に収め、翌朝鏡に映る腫れぼったい顔と二重顎に何度心をぶちのめされてきたことでしょう。それでも我慢できないのは、スイーツが持つ強い依存性でしょうか、はたまたこらえ性のない性格?

夜中にスイーツを食べることは、全ての制限から解き放たれるための高尚な行いかも知れない。最近はそう思うようになってきました。

前置きが長くなりましたが、そんな高尚な行為を全肯定してくれるお店が京都にはあるんです。

6・7月合併号内の「京都24時。-夜の部-」でも紹介している、神宮丸太町に位置するフランス料理店[Le Cadeau]には、なんと深夜0時に始まるデザートだけのコースなるものが。なんでも、オーナーである井本慎二シェフが大の甘いもの好きで「仕事が終わってから楽しめるお店がなかった」結果、自分で作っちゃったのだとか。

コースは4品で形成され、撮影日は塩味と甘味を組み合わせたひと皿からスタート。

2品目、ダークチェリーのファーブルトン。

3品目、ブルーチーズと紅茶のブリュレ。

柑橘のスフレグラッセとチョコレートのテリーヌで終止符。

フランス料理人歴13年の井本シェフが繰り広げるスイーツの数々は、甘さも控えめ。

これまでひっそりと行ってきた深夜のカロリー摂取も、ここでは堂々とできてしまう。いわば甘党の楽土です。

「京都24時。」では、他にも深夜スイーツが楽しめるお店やら、深夜のジビエ、朝酒昼酒なんでもござれのお店などなど24時間京都をまるっと堪能できるお店を紹介しています。

いつか京都に気軽に行けるようになった時のためにも、手札に加えておきたい酒場が満載です。

かくいう私もコロナが収束したら、いの一番に京都に泊まりがけで行きたいと思います。

Le Cadeau
[神宮丸太町]
京都市中京区末丸町541-25 ミックマックビル1F
TEL 075-354-5330
12:00~13:00LO 18:00~20:00LO
深夜のデザートコース0:00一斉スタート~翌1:30閉店
木曜休
Instagram(@le_cadeau_kyoto

写真/原祥子

◎「京都24時。」その他の記事はこちら
https://www.lmagazine.jp/meets/

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※楽天kobo/Rederstore/ブックパス/Kinoppy/googleブックス/角川BOOK WALKER/honto/Apple Booksなど順次発売されます。

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MeetsRegional編集室 1989年創刊以来(今年で31年目突入!)、関西の街をフォーカスし続けるリージョナル・マガジン。編集部員をはじめ、誌面に携わるさまざまなスタッフが自分の足で探してきた店や人、モノやコトを、私感たっぷりにご紹介。街や酒場の“ゴキゲン”を言い訳に、どうにも飲める(飲み過ぎる)スタッフ多め。現在、「WE♥酒場」をキャッチフレーズに、酒場にまつわるエトセトラを12カ月連続で特集中。毎月1日発売。

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