『Meets』編集部の余談。

日日酒好日!三献目。

2020.6.3 18:11

カテゴリ:ライフスタイル

1日の疲れを癒す至福の一杯を。編集部きっての飲み助が、目にも楽しいお酒とおつまみセットをコーデする、リアル晩酌日記


家飲みがアップグレードするコツ 
その1/色のバランス
その2/色の数に続く、第三弾。

今回は、パッと目を引く酒卓になる、基本配色テクをご紹介。

家飲みがアップグレードするコツ その3/色の組み合わせ(1)

ようやく晴れて街へ繰り出せるようになり、胸を撫で下ろしています。

今週は、取材依頼で京都伏見へ行ってきました。

帰り道、繊細な京料理に寄り添う、クリアな味わいの日本酒を醸す[藤岡酒造]さんへ立ち寄り。

「家庭でも気軽に」と500㎖からの飲みきりサイズで販売されているのは、なんともありがたい!

日増しに暑くなってきた今の時期は、生酒が気分。

数あるシリーズの中から、『蒼空』“純米生酒おりがらみ“を調達しました。

シュワっと微発泡の爽やかなお酒で、マスクでこもる暑さを吹き飛ばしてもらいましょう。

料理前にまずは味見を。

藤岡酒造『蒼空』純米生酒おりがらみ 美山錦

小さなお米や酵母などの沈殿物(=オリ)が残された、おりがらみ。まろやかな米の甘みがじんわりと広がって後口キリッとが旨い! これはあかん。思い切り飲みたいのを、ぐっとこらえます。

冷蔵庫の扉を空けると、前日に仕込んでおいたサーモンの昆布締めが、キラリとオレンジ色に輝いています。耳を澄ませると、なにやら叫んでいるようです。

「いい仕上がりやで。しっかり目立たせてや!」

昆布をまとって、ドヤ顔なサーモンの心の声。 コツその1と2をご覧いただいた方なら、きっとそろそろ聞こえてくるはずです。せっかくのいいオレンジ色、パッと目を引くように盛ってあげなければなりません。こんな場面に、使えるお助けワードがこちら。

「補色=際立ち配色!」

「補色」とは、「色相環(=色の連続した輪)」の正反対同士の位置にある2色の組み合わせのこと。互いの色を引き立て合う効果があり、一緒に使うことでより一層、各色を印象的に見せることができるんです!

今週の酒卓

(右上から時計回りに)藤岡酒造『蒼空』純米生酒おりがらみ美山錦、サーモンの昆布締め、チーズ、空豆、だし奴、塩レバー。器をにごりの無い白の磁器にしぼり、クリーンな印象に。

サーモンのオレンジ色の補色はブルー。そこで、ランチョンマットで取り入れてみました。

単体で見ている時よりも、さらにオレンジが鮮やかに見え、昆布締めサーモンもご満悦。『蒼空』のラベルの配色ともリンクして、爽やかな酒卓ができました。

他にも、補色関係にある赤と緑なら、トマトパスタにバジル、マグロの刺し身に大葉など、自然とこの関係になっている定番の組み合わせも。

さらに食以外のジャンルでも、私達の雑誌はもちろん、広告、ファッション、インテリアなど、あらゆる身近な分野で使われています。「この表紙、目を引くなぁ」と思ったら、その色の組み合わせを真似て、卓上に取り入れてみるのも楽しいですよ。

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MeetsRegional編集室 1989年創刊以来(今年で31年目突入!)、関西の街をフォーカスし続けるリージョナル・マガジン。編集部員をはじめ、誌面に携わるさまざまなスタッフが自分の足で探してきた店や人、モノやコトを、私感たっぷりにご紹介。街や酒場の“ゴキゲン”を言い訳に、どうにも飲める(飲み過ぎる)スタッフ多め。現在、「WE♥酒場」をキャッチフレーズに、酒場にまつわるエトセトラを12カ月連続で特集中。毎月1日発売。

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