日本史にその名を刻む大傑作、レキシ「ようやく時代が」

2011.5.2 12:00
(写真4枚)

「レキシ・プロジェクトは学研マンガみたいな」(レキシ)

──じゃあ、一番好きなのは徳川家康ですか。

今、一番興味があるのは平家の落人伝説ですね。ちょっと調べてるんですよ、平家の隠里とか行ってみたいなって思って。実は曲もあるんですよ。もう、そろそろ出てってもええんじゃねぇの? って歌で(笑)。気がついたらかくれんぼ終わってるんじゃない? ってことと照らし合わせて。次、大河ドラマは平清盛ですからね。毎回狙ってるんですけど、こっちはウンともスンともですね。

──おぉ、大河ドラマいきますか!?

『龍馬伝』とか、中村達也(LOSALIOS)さんとかSIONさんとか龍馬の暗殺役で出てたじゃないですか。いや、無理ですよ。出るんだったら、水戸黄門がいいな。役は何でもいいんで。

──その髪型ならいけるんじゃないですか?

これですか? いやいや、明らかに現代でしょ? 信長が昔、黒人を雇ってたって言いますけど、その役ぐらいでしょ。それでギリでしょ。いや、でも、それなら演歌歌手のジェロでしょ。というか、そういうのを考える方が面白いですよね、出るよりも。

大阪のメインストリート・御堂筋沿いにある「三津寺」近くにて

──たしかに(笑)。でも、このアルバムはホント、受験中の中学生に聴かせたい作品ですね。

ですね。これから学ぶ人たちに聴かせたいってみんなに言われるんですけど、何かやりようはないですかね?

──もう教科書にこれを付けちゃう、みたいな。

ねぇ、このご時世ですから。CDじゃなくても、それこそUSBでもいいからね。もう、各学校に配ってもいいんじゃないかと(笑)。

──これを聴いていたからこそ、テストで答えられたという。

したらもう、キタッー! ですよね。縄文土器、キタッー! でしょ。日本史って、突き詰めると実は正解かどうか分からないというのがあるじゃないですか。100人いたら100の答えがあっていいと思うんですね。それをお互い言い合うみたいな、そんな面白さがあるんじゃないですかね。これはレキシの歴史説、みたいな。全然アリだと思います。

──学校の日本史の授業も、このアルバムやマンガなんかで教えてくれたらもっと楽しくなりそうなものなんですけどね。

まさにそれです! 僕、歴史を好きになったキッカケも学研マンガですから。学研マンガで読書感想文書いて、賞をもらいましたからね。無理して難しい本を読むより、学研マンガを読む方が頭に入るというか。そういうことかもしれませんね、このレキシ・プロジェクトって。

「学研マンガで読書感想文書いて、賞をもらいました」というレキシ

──とはいえ、中学生に聴かせたいものでありつつ、音楽好きにもアプローチできる内容にはちゃんとしてますよね。

そこはね。そこ、ちゃんとやらないと全部呑み込まれちゃいますからね、ハハハ(笑)。ホント、諸刃の剣ですから。

──そして、5月8日には「Shangri−La」でライブがあります。残念ながら、チケットはすでにソールドアウトですが、たとえば、同じ格好で来たら特別にライブに入れるとかアリですか?

この公家の衣装? これとまったく一緒だったら、もうメンバーですよ! そう、メンバー。つい最近、僕のブログにすっごいコスプレイヤーの人から「お互いがんばりましょうね」ってコメントもらったんですよ。あぁ、これはもうメンバーだなって。逆にこっちが入れてもらおうかなってくらい(笑)。

──ツアーとかこつけて、各地の名跡を巡るみたいな。

そうそう。だからツアータイトルも「皆で遺跡を巡りたかった」って。もう、ツアーなんかしてる場合じゃなよってことで。ツアーもいいけどホントは遺跡の方に・・・という。ちょっと延泊して、みんなで映画村とかね。そっちの方がレキシーランドですからね。

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