榮倉奈々「ポップだけどアクがある」

2014.6.12 15:00

榮倉奈々(左)と高梨臨

(写真2枚)

自分に相応しい結婚相手を求めて5人の恋人を品定めする映画『婚前特急』(主演:吉高由里子)で注目を集めた前田弘二監督。その流れをポップに踏襲する最新作『わたしのハワイの歩きかた』がまもなく公開されることに。仕事と恋に疲れた26歳の女性編集者・みのり役の榮倉奈々と、玉の輿を狙ってハワイでパーティに出まくる茜役の高梨臨が揃って会見を行いました。

「斬新な作品ですよね。純愛ものだったり、ヒーローものが多い中で、この作品のようにポップなんだけどアクがある、そういう物語を映画化すること自体すごくステキだなと思います。そんな映画に出られるなら、ぜひやりたい!と思いました」(榮倉)

「前田さんの作品は、『婚前特急』もそうですけど、人間のダメな部分をきちんと描いているところが共感できるし、そこがステキなところだと思っています。今回もみんな不器用なんだけど、でも決して悪い人じゃ無い。そういう人たちが全力でぶつかって、コメディ調でテンポ良く作品が進んでいったらすごく面白いんだろうなと想像しながら演じていました」(高梨)

© 2014「わたしのハワイの歩きかた」製作委員会
© 2014「わたしのハワイの歩きかた」製作委員会

決して苦悩までいかないものの、仕事や恋にくたびれちゃったキャラクターたち。端から見れば、その悩みは相当軽く映るものの、本人たちはいたって真剣。それを魅力たっぷりに描く前田マジックはこの『わたしのハワイの歩きかた』でも健在だ。

「愛情が深い監督です。試写が終わってから長文のメールくれたり、熱意は100です! 『婚前特急』を拝見したときに、役者さんの気持ちを尊重する方なのかなと思っていたんです。吉高さんが自由に動いていて可愛かったから。だけど、実際にお会いすると、意外と監督の中で固まってることが大きい方でした。A4サイズの紙に監督が思うみのりのキャラクターを全部書いてくれていました。自分の考えは全然崩さない。熱意100だからこそ、こだわりも100でした」(榮倉)

「うん、作品に対する思いはとても強い方ですよね。前田監督の作品をやらせてもらうのは2回目なんですけど、ひとつひとつのキャラクターに対する愛着は強いし、良い意味でしつこい(笑)。現場ではすごく粘る方なので、『もうちょっと、もうちょっと、こうして』とオーダーがあり、何度もテイクを重ねました」(高梨)

次回も前田作品に出演する? との問いかけに、即答で「はい!」と答えた高梨に対し、榮倉は「前田監督はとてもキャラクターの濃い方なので、10年後、私自身ももっと変わった時にご一緒できると、さらに面白そうだなと思います」とも。そんな振り切れたキャラたちがハワイで繰り広げるエンタテインメント、公開は6月14日から。

映画『わたしのハワイの歩きかた』

2014年6月14日(土)公開
監督:前田弘二
出演:榮倉奈々、高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮、ほか
配給:東映

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