ゴジラ生誕60周年、ハルカスで特撮展

2014.9.1 18:00

テープカットを行った川北紘一特撮監督と大森一樹監督、ゴジラもしっかり登場

(写真2枚)

「ゴジラ生誕60周年」と「2014年ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』公開」を記念して、「大阪芸術大学スカイキャンパス」(大阪市阿倍野区)で『大ゴジラ特撮展 ゴジラ60年の軌跡』が開催されています。初日のオープニングセレモニーには、『ゴジラVSビオランテ』の川北紘一特撮監督と大森一樹監督が出席。テープカットが行われた。

1954年の1作目から2004年『ゴジラ FINAL WARS』まで、日本国内では28本が製作され、特撮怪獣映画の金字塔を打ち立てたゴジラ。2014年にはハリウッド版が公開となり、世界各国で大ヒット。大森監督は「『ゴジラ』の歴史は、映画の歴史。先輩の監督、プロデューサーが作られたものを、次の世代が引き継ぎ、それが世界へ広がった喜びを感じる」と笑顔をみせ、川北特撮監督も「ハリウッド版の第2弾も製作が決まって、楽しみにしている」と早くも4年後の公開を心待ちに。

『大ゴジラ特撮展〜ゴジラ60年の軌跡〜』会場風景
『大ゴジラ特撮展〜ゴジラ60年の軌跡〜』会場風景

この「大ゴジラ特撮展」では、平成ゴジラのジオラマ、歴代作品の予告編集上映ほか、『怪獣大戦争』(1965年)で家々を破壊する場面で使用されたゴジラの足、『地球攻撃命令』(1972年)で登場したキングギドラの首といったマニア心をくすぐる展示も行われている。

大森監督は、自身がメガホンをとった『ゴジラVSビオランテ』のキャラクター、ビオランテのひな形モデルに注目。原型のデザインは、映画で登場した造形とは違っており「ビオランテはもともと八足歩行(のデザイン)だった。こういうところから(ビオランテが)出来上がっていったんだな、と思い出した」と振り返った。川北特撮監督は、芹沢博士扮する平田昭彦が『ゴジラ』で着用した実物の靴が展示されていることについて「これを間近で見ることは、なかなかできない」とレア度をアピールした。

往年のゴジラファンにとっては懐かしく、若いGODZILLAファンにもその魅力がしっかり伝わる、今回の展示イベント。世界に誇るジャパニーズカルチャーの最高峰を見よ!

取材・文・写真/田辺ユウキ

『大ゴジラ特撮展〜ゴジラ60年の軌跡〜』

期間:2014年8月29日(金)〜9月15日(祝・月) ※9/1・8休館
時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
会場:大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24F)
料金:前売700円、当日900円(中高生は前売400円、当日600円)※小学生以下無料
電話:03-6369-8105

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