日本初のマサラ舞台 浦井健治の意気込み

2014.11.27 14:45

主人公・アカーシュを演じる俳優・浦井健治

(写真3枚)

今年だけで5本の舞台に出演し、テレビ『アオイホノオ』の怪演でドラママニアも騒然とさせるなど、目ざましい活躍ぶりを見せる俳優・浦井健治。来年一発目の主演舞台は、なんとインドを舞台に歌い踊るマサラミュージカル・「ボンベイドリームス」の本邦初公演! ということで、本人に直接その意気込みを聞いてきました。

「オールジャンルで楽しめる楽曲ながらも、どこかで必ずインドっぽいイメージを彷彿とさせる、珍しいタイプの音楽です。やはり(作曲の)A.R.ラフマーンさんの曲は”インドのモーツァルト”と言われるだけあり、強烈に耳に残りますね(笑)。そこにダイナミックで繊細で美しく踊る、すみれさんや朝海(ひかる)さんのダンスも加わるから、目でも耳でも楽しめる、派手で楽しい舞台になるはずです」

浦井演じる主人公・アカーシュは、映画スターを夢見る青年。同じく俳優をめざし、今まさにその夢を叶えている浦井には共感しやすい役だと思うが、実は意外な共通&共感ポイントも。

「テレビ番組の企画で、インドの村に滞在したことがあるんです。すごく愛情豊かな家庭にホームステイさせていただき、現地の人たちの純粋さや温かさが強く印象に残りました。アカーシュも、貧しいけど家族の愛や仲間に恵まれて育った青年なので、役の底辺はそこにあるんじゃないかと。自分がインドで経験したことや肌で感じたことを、投影できるんじゃないかと思っています」

「周りに感謝しなきゃいけない」と語る浦井
「周りに感謝しなきゃいけない」と語る浦井

この舞台の後には、超話題のミュージカル『デスノート』で、夜神月をダブルキャストで演じることが決定。アカーシュとはまったく正反対のキャラだが、これだけ極端な役を振られることには「周りに感謝しなきゃいけない」という言葉が。

「これほど振り幅の大きい役を”浦井にやらせたい”と思っていただけるのは、本当にかけがえのないこと。役者としての鮮度を保つためにどうすればいいかについては、すごくもがいてるんです。どんどん新たなハードルを自分の前に置いて、それによって視野が広がれば広がるほど、また課題が増えていくという。これを続けていけるよう、今後も新しいトライをしていきたいです」

取材・文/吉永美和子

ミュージカル「ボンベイドリームス」

原案:シェーカル・カプール&アンドリュー・ロイド=ウェバー
脚本:ミーラ・サイアル
演出・訳詞:荻田浩一
出演:浦井健治、すみれ、加藤和樹、朝海ひかる、ほか

日時:2015年2月14日(土)・15日(日) 12:00~/17:00~
会場:梅田芸術劇場メインホール
料金:S席12,000円、A席9,000円、B席5,000円(全席指定)
電話:06-6377-3800(梅田芸術劇場)

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