中村獅童「僕のことがイラつくと思う」

2015.2.24 13:00

左から、小西真奈美、中村獅童、竹永監督

(写真2枚)

泣けるパラパラ漫画を次々と発表、ついには世界的なロックバンド・ミューズのPVにまで起用されるまでとなった鉄拳。そんな彼の代表作のひとつ、1組の夫婦の半生を描いた『振り子』がこのたび映画化。 主演の中村獅童と小西真奈美、竹永典弘監督が大阪市内で実施された試写会に登場、舞台挨拶をおこなった。

「私事で申し訳ないんですが、母が亡くなってすぐお話をいただいて。自分も時間を取り戻すじゃないですけど、そういう気持ちになっている矢先だったので、運命的なものを勝手に感じてしまって。思い入れ深い作品となりました」(中村獅童)

「パラパラ漫画を見られた方は、その人なりのいろんな想像があると思うんですけど、映画として作品になったときに、すごく面白いものになるなって。それぐらい脚本が素晴らしかったです」(小西真奈美)

「人の一生は(振り子のように)右か左か、その瞬間、瞬間が選択の繰り返しなんですね。これは男の後悔のストーリー。原作に忠実にやりながらも、いろんなエピソードを付け加えさせていただきました」(竹本監督)

© 2014 「振り子」製作委員会
© 2014 「振り子」製作委員会

主人公・大介を演じた獅童は、「女性の方は映画の後半にかけて、すごい僕のことが苛つくと思います。ホントにどうしようもない男なんですよねぇ・・・」とつぶやくと、「どうしようもないんですけど、どこか憎めない、愛すべき馬鹿なんですよ。その男を獅童さんがどう演じているのかも、映画のみどころです」と監督がフォロー(?)する場面も。

「私どもの愛情がたっぷり詰まった作品です。童話を読んだ後のようなやさしい気持ちになっていただけたら、非常にうれしく思います」と舞台挨拶を締めくくった獅童。2月28日から公開される。

映画『振り子』

2015年2月28日(土)公開
原作:鉄拳
監督:竹永典弘
出演:中村獅童、小西真奈美、石田卓也、清水富美加、ほか
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

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