おでんやピエリ、滋賀県の復活劇に注目

2015.2.5 15:21

乗船前にはお酒だけいただいて、ゆったりと目的地へ

(写真2枚)

都の玄関口で宿場町や門前町として栄えた滋賀県。当時の賑わいを取り戻そうと、琵琶湖クルージングイベント「汽船deおでん」がスタートしたり、商店街の活性化を狙う民間企業「百町物語」が設立されるなど、琵琶湖周辺を盛り上げようとする新たな取り組みが始まっています。

大津港を出発する船は屋台船風にアレンジされ、乗船前に振る舞われるお酒を片手に琵琶湖の夜景を楽しみながら約20分。目指すは、昭和初期に建てられた近代建築「びわ湖大津館」。そのモダンな建物の一角に設けられた和風空間でいただくおでんは、大根、ちくわといった定番に加え、滋賀名産の赤こんにゃくやホタテ、プチトマトなど約10種類(しかも食べ放題)。さらに飲み物が4杯ついて、往復の船移動込みで3,500円は、かなり良心的なコスパ。

一角に設けられた和風空間でいただくおでんは約10種類(しかも食べ放題)
一角に設けられた和風空間でいただくおでんは約10種類(しかも食べ放題)

また「百町物語」は、昨年JR大津駅ビルの土産物店が閉店したのをきっかけに、自分たちでもう一度「大津中心部のことを考えよう」と設立。全国の有名店を誘致したり、地元住民らの開店を支援するなど、大津復活に向けて活動するとのこと。すでに芦屋の洋菓子「アンリ・シャルパンティエ」の出店も決まり、これからの動向が気になるところ。

寒くなって琵琶湖から足が遠ざかりがちなこの時期に「汽船deおでん」や大津から長浜まで雪山を眺めながらクルージングする「雪見船クルーズ」など湖上の新しい楽しみ方も続々と登場。昨年12月には琵琶湖大橋近くの「ピエリ守山」も再スタートを切り、今年1月にオープンした菓子店「たねや」による「ラコリーナ近江八幡」はすでに行列ができていたり・・・など、話題の尽きない滋賀県は今注目です。

『汽船deおでん』

期間:1月16日(金)~3月15日(日)※月曜&2/17・18運休
※強風・悪天候などにより運行スケジュールの変更あり
時間:18:26発~20:10着(滞在時間1時間15分)
料金:3,500円
電話:077-524-5000(琵琶湖汽船予約センター)

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