関西初登場、噂の「読書会」に潜入!

2015.2.5 16:18

参加者いっぱいの会場[恵文社一乗寺店COTTAGE]

(写真2枚)

いま東京や名古屋で話題となっている、猫町倶楽部主宰の「読書会」をご存知ですか? これは、菊地成孔(音楽家、文筆家)や豊崎由美(ライター、書評家)といった著名人がゲストで参加したり、トークイベントなども行っている文学サロン(イベント名は「月曜会」)のことで、今回、京都の人気書店「恵文社一乗寺店」(京都市左京区)とコラボレート。関西で初めて開催されました。

読書家たちが1冊の課題本に関する感想や意見を自由に言い合うこの読書会の参加条件は、課題本の読了とドレスコード。6名程度のグループに分かれて、お互いに本の感想を言い合います(この日の課題本は、谷崎潤一郎『春琴抄』)。

それぞれのテーブルにいるファシリテーターにより、スムーズに進行
それぞれのテーブルにいるファシリテーターにより、スムーズに進行

それぞれのテーブルにはファシリテーター(進行を務める人)がいるので、沈黙が続いたり、逆にヒートアップし過ぎたり・・・ということもなし。写真のように和やかな雰囲気で進み、自分では気付かなかった新たな視点を得られることができます。読書会に初体験の女性も、「驚くほど和やかでビックリ! しかも文学だから小難しいのかなぁ・・・と心配していたけど、楽しい時間を過ごせました」とご満悦。

次回の開催は3月7日(土)、気になる課題本は恵文社が提案したアゴタ・クリストフの自伝『文盲』(白水社刊)。「なに、その本!?」と、普段のアンテナでは引っ掛からなかった本と出合えるのも、この読書会の魅力のひとつです。

また読書会中は、参加者の方から同じ作者の別作品を勧められたり、こんな作品も好きかもと教えてもらえることもしばしば。気になった作品があれば、帰りにそのまま購入できるのも書店開催ならではです。今後は東京・名古屋のようにゲストを呼ぶ予定とのこと、公式サイトで最新情報をぜひチェックして。

取材・文・写真/土橋健司

『猫町倶楽部・関西文学サロン月曜会「文学」』

日時:毎月第1土曜開催予定 ※次回は3月7日(土)・17:00〜
会場:恵文社一乗寺店・COTTAGE(京都市左京区一乗寺払殿町10南側)
料金:2,000円(懇親会は別途3,000円) ※読書会は学割あり(500円引、要学生証)

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