ならまちの人気カフェが移転オープン

2015.3.6 20:00

「庚申堂」のすぐ隣に移転した「ボリクコーヒー」

(写真4枚)

昔ながらの街並みが残り、観光スポットとして国内外に知られるならまち。その中で、一汁三菜ごはんを目当てに行列ができる人気町家カフェ「カナカナ」は、まさに奈良の”かわいい”の代表。その姉妹店で、スタイリッシュで北欧的な空気をまとって話題となった「ボリクコーヒー」(奈良県奈良市)がこのたび、ならまちのシンボル・祠「庚申堂」のすぐ隣に移転しました。

自家焙煎のコーヒーとそれに合う焼菓子、オープン以来ずっと愛されてきたおなじみのカフェメニューはそのまま。年に数度はロシアへ買い付けに訪れ、かわいいロシア雑貨の本を出してきた人気著者でもある店主の井岡美保さんは「これからは食堂みたいな感覚で気軽に利用して欲しい」という思いから、現地ででよくいただくロシアのスープと和のスープの定食の「ボリクの汁定食」2種をメニューに加えました。

ロシアの「ボリクの汁定食」。コーヒーor紅茶(アールグレイ)付きで1,100円
ロシアの「ボリクの汁定食」。コーヒーor紅茶(アールグレイ)付きで1,100円

ロシアをテーマにした「ボリクの汁定食」のメインは、赤カブのビーツを使った具だくさんスープ・ボルシチと良く合う少し酸味のある黒パン。スープに添えられたサワークリーム「スメタナ」を混ぜると、よりコクが深く味わいも豊かになります。もうひとつの和の定食はロール白菜のお汁に酵素玄米と旬を楽しめる副菜付き。また、今回から大人がゆったりくつろげるようにと12歳以上の入店のみとなります。

店内ではロシアや北欧などの雑貨ショップ、ギャラリースペースも展開。買いもの、アート、お茶、ごはんまでできるようになって、これまで以上にならまちカルチャーの中心として活躍してくれそう。ギャラリースペースでは現在、文筆家の甲斐みのりさんと、スピッツのジャケットを手掛けた画家の福田利之さんの絵本「ふたり」の原画展が3月22日まで開催中です。

取材・文・写真/小我野明子

「ボリクコーヒー」

2015年3月3日(火)移転オープン
住所:奈良市西新屋町40-1
電話:0742-87-1310
営業:12:00〜18:00  ※月・火曜休

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