ガケからホホホへ、名物書店の新しい試み

2015.4.1 12:17

下条ユリさんによる目を引く看板、制作中。

(写真3枚)

2015年2月に左京区北白川から移転した[ガケ書房]が、[ホホホ座]となって、京都市左京区の浄土寺のビルに4月1日リニューアルオープン! 白壁が基調となった内観は、自然光も差し込む明るい雰囲気です。商品ラインアップは書籍が中心ですが、今後はオリジナルグッズを増やしていくお土産屋さんのようなイメージになるそう。

とはいえ、「実はガケ書房の最後の日とあまり変わらないかも」と1階店長の山下賢二さんが言うほど、最新に限らない新刊に、個性的な雑誌のバックナンバー、CD、雑貨とひとクセあるオルタナティブ的セレクトは健在です。今後、ここに新展開として、さらに食べ物などが加わっていく予定だとか。

二人店長の山下さんと松本さん、手にしているのは初書籍となる4月1日発売『わたしがカフェを始めた日』。
二人店長の山下さんと松本さん、手にしているのは初書籍となる4月1日発売『わたしがカフェを始めた日』。

そもそもホホホ座とは、山下さんと2階店長の松本伸哉さん、古本&レコード店[100000t]の加地猛さん、デザイナーの早川宏美さんの編集制作グループ、のこと。「今までは本を売る側だけでしたが、作り手でもあるという立場からいろいろ発信したいので、厳密には本屋という感覚ではないですね。地元の人も、外国人もふらりと立ち寄れる、お土産さんのような雰囲気を醸し出せるような在り方を模索したいんです」と店主の二人。また、同じビルの3階にシルクスクリーン技術のショールーム[nippo]も同日オープン、さらに同じエリアに惣菜屋さんやカフェがオープンを控えており、[ホホホ座]をきっかけに浄土寺を巡る人々が増えそうです。

取材・文・写真/松永大地

ホホホ座

住所:京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1・2F
電話:075-741-6501(1F)/075-771-9833(2F)
営業:11:00〜20:00(2Fは11:30〜19:00)

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