関根勤が初監督「この3人が見たかった」

2015.6.8 12:12

初監督作品の舞台挨拶を行った関根勤監督

(写真3枚)

6月6日、大阪「シネマート心斎橋」にて映画『騒音』が公開され、本作で初監督をつとめた関根勤が登壇。舞台挨拶をおこなった。

還暦と芸能生活40周年を迎えた「合わせて100年記念イヤー」だった2013年に着手し、この度公開を迎えた初監督作品『騒音』。メインの温水洋一、村松利史らのほか、端役にタモリや明石家さんま、千葉真一という超豪華キャストがずらり! 関根監督曰く「SF、アクション、恐怖、コメディ、バイオレンス、そして・・・LOVE!」という、何でもアリな映画で早くも話題となっている。

映画『騒音』© 2015騒音組合
映画『騒音』© 2015騒音組合

登壇した関根監督は、今作の初期の構想について、「まずはコメディがやりたかった。それで何かのテレビ番組で”SFをやりたい”と言ってしまったものだから、SFの要素を入れて、あとは温水洋一、村松利史、酒井敏也の3人にどうしても主演をやってもらいたかった」と回想。特に主演の3人については、「大好きなのに、映画やドラマでせっかく見つけてもすぐいなくなっちゃう。僕自身がたっぷり見たかったんです」と個人的な趣味で選んだそうで、それぞれインパクトの強い俳優で知られる3人からは「こういう役どころは普通、1作品に1人ですよ・・・」と呆れられたとか。

舞台挨拶後、笑顔でパンフレットを手渡す関根勤監督
舞台挨拶後、笑顔でパンフレットを手渡す関根勤監督

また、客席からの質問に答えるコーナーでは、自身のレパートリーでもある千葉真一やウド鈴木らのモノマネで回答。「この映画でアカデミー賞を取ったらどうしますか?」という質問には、「アメリカ版ならスピーチでマイケル・ジャクソンのモノマネしようかな。あとはクリント・イーストウッドとも喋りたいなぁ。彼はこういう映画好きだからきっと見てくれますよ。”ベリーファニー!”なんて言ってくれたりしてね(笑)」と得意の妄想も止まず、まさに関根ワールド全開!

「これまでにないタイプの映画ができた」と監督自身も自画自賛する『騒音』。日本を代表する「ダサくてしょぼい」オヤジたちの魅力を、タレントではなく「監督」として描いた関根勤の新たなチャレンジ。映画はシネマート心斎橋、京都みなみ会館、元町映画館で公開される。

取材・文・写真/上地智

映画『騒音』

2015年6月6日(土)公開
監督:関根勤
出演:温水洋一、村松利史、飯尾和樹、岩井ジョニ男、酒井敏也、ほか
配給:スールキートス
1時間43分
シネマート心斎橋ほかで上映

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