舞台に初めて挑む女優たち

2015.9.30 20:15

深田恭子、初舞台での記者会見にて

(写真2枚)

これまでテレビドラマや映画といった映像作品を中心に活動してきた女優が、次々と初舞台へ挑んでいる。モニターやスクリーン越しではなく、生で演じる彼女たちを目の前で観られるまたとない機会だ。彼女たちは舞台に何を求め、そこには何が待っているのか。

例えば女優として活動して18年目の深田恭子。「不安がないと言うと嘘になりますが、それよりもこの世界に入れていただける喜びがあります」と話す彼女は、名作絵本『100万回生きたねこ』のミュージカルに挑戦。ふわっとしたイメージ通り、彼女はあまり気負わずに初めての体験を楽しんでいるようだ。

初舞台に挑戦する志田未来、記者会見にて
初舞台に挑戦する志田未来、記者会見にて

一方、芸歴16年を迎える志田未来は、舞台『オレアナ』をの稽古を前に「舞台は別もの。これから楽しみがわかっていくのかと思います。正直難しい・・・」と不安を隠せない様子だ。特に彼女は初舞台にして難易度の高い2人舞台を選んだのも興味深く、その覚悟が女優として更に大きく飛躍する姿が見られるかも。

ほかにも、NHK連続テレビ小説『花子とアン』以来久しぶりに女優活動を再開する吉高由里子が舞台『大逆走』に、また女優としての本格活動を開始した大島優子も舞台『No.9 -不滅の旋律-』と、この秋は期待の舞台が続く。

昨年末、初舞台作品『ジャンヌ・ダルク』を経験した有村架純は、舞台を終え「達成感と充実感でいっぱい」と語っていた。映像だと撮り直しがきく一方、舞台だと失敗は許されず、ミスを切り抜ける術を学ぶことも必要に。そんな経験を重ねることで、演技の引き出しが増えたり、役者としての自信につながっていくのだろう。映像に何を持って帰るのか、彼女たちの初舞台をぜひ見届けたい

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