内田裕也が苦言「文句言ってやる」

2015.10.15 20:50

会見に登場した内田裕也

(写真2枚)

「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマにした映画祭『京都国際映画祭』が10月15日に開幕。京都「祇園甲部歌舞練場」でおこなわれた会見に内田裕也らが出席し、「今日は黙ってようと思ってたけど⋯」と言いつつ、いつもの裕也節を炸裂させた。

オープニング作品の戦争ドキュメンタリー『追憶』と、ラストを飾る『この国の空』について、まずひと吠え。「京都の映画祭にしては、ちょっと左寄りだなと。俺も昔は民主党を応援してたけど、プロデューサーの奥山(和由)に会ったら文句言ってやろうかと思っていて。(映画祭の)スタートとラストが戦争作品というのは、京都らしくない」と、実に内田裕也らしいコメント。

さらに、「最後の『この国の空』は、『おくりびと』を最下位(ワースト1)にした『映画芸術』という雑誌の編集長(脚本家の荒井晴彦)の映画。最初が『追憶』で最後が『この国の空』、京都の良さが出てないと思うんだよね。それがとても残念」と言いつつも、『この国の空』は観ると公言した。

歯に衣着せぬ発言の連発に、同席した桃井かおりも苦笑い?
歯に衣着せぬ発言の連発に、同席した桃井かおりも苦笑い?

また、京都という町について、「京都は(内田裕也が)ザ・タイガースを見つけた町。沢田研二や加橋かつみらを東京に連れてきまして。なのに、俺を度外視して、事務所が親と契約を交わした」と、50年経った今でも忘れられない思い出を語った。

内田裕也関連の作品は、宮沢りえ、ビートたけしと共演した映画『エロティックな関係』(1992年/若松孝二監督)、娘婿の本木雅弘らも出演する『魚からダイオキシン!!』(1991年/宇崎竜童監督)の2本の主演映画を上映。映画祭は10月18日まで京都市内の複数会場で開催される。

『京都国際映画祭2015』

期間:2015年10月15日(木)〜18日(日)
時間:プログラムにより異なる
会場:よしもと祇園花月、元・立誠小学校、大江能楽堂、ほか
料金:会場により異なる

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