安藤忠雄、大阪駅活用術にチクリ

2015.10.2 19:01

建築家・安藤忠雄

(写真2枚)

大阪駅のホーム上にある[時空(とき)の広場]で開催される『フラワーアートミュージアム2015』のオープニングセレモニーに、企画の発案者兼ご意見番でもある建築家・安藤忠雄が出席し、コメントした。

「こんなに大きな広場なんだから花いっぱいにしたらどうですかと言ってスタートしたのですが、どこが花いっぱいなんですか?」と第一声から辛口な問いかけをした安藤。「僕はよそもんですからね。仕事いらん、金いらんって言いたい放題ですよ」とご意見番の立場で、「もっと(人工芝のエリアを)広げれば、と言うと大阪市が”消防法が・・・”なんていう。そんなものを飛び越えておもしろいことをやらないと大阪はやっていけません」。

一方、予算が上がる芝生であれば消防法には影響がないことから「もっと大阪の企業が協力してくれれば。空中にこれだけの広場がある駅は世界的にない。大阪を盛り上げることに勇気を持たないと」と資金不足の一因を関西の企業に向けた。熊本県と協力し、来年には「くまモンを100匹連れてきてもらう」と大阪駅の活性化に取り組む安藤。あげくは「こんだけ言うたら、(大阪市の)市長に立候補しようかな」とまで。彼の言葉に触発されて、今後企業や団体などの協力が増えるか期待されるところだ。

[時空(とき)の広場]
[時空(とき)の広場]

JR西日本は環状線の沿線に愛着を持ってもらいたいと、各駅ごとに発車メロディーを導入したり、シンボルフラワーを決めるなど様々な取り組みを行っている。今回は大阪駅のシンボルフラワーであるバラを基調にしたイングリッシュガーデンと日本各地の花で広場を彩り、期間中にはバッキンガム宮殿から英国近衛軍楽隊のパレードや演奏が行われる。

『フラワーアートミュージアム2015』

期間:2015年10月2日(金)〜19日(月)・8:00〜23:30(最終日は20:00まで)
会場:大阪ステーションシティ5F 時空の広場
料金:入場無料
電話:06-6458-0212

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