第3回「京都本大賞」に七月隆文氏

2015.11.4 12:40

過去1年間に発刊された京都府を舞台にした小説のなかから、「もっとも地元(京都)の人々に読んでほしいと思う小説」を、書店員と一般読者の投票で決定する『京都本大賞』。第3回大賞に、七月隆文氏の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社)が決定した。

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大賞本は、京都の美大に通う20歳の男の子が同い年の謎めいた女の子と出会い、その彼女との偶然ではない奇跡的な運命を解き明かしていく恋愛小説。 著者自身、京都で学生時代(京都精華大学卒)を過ごし、作中には京阪電鉄や京都市動物園、丹波橋や宝ヶ池など、京都に実在する場所が多数登場している。

これまでライトノベル作家として活躍していた著者にとって、本作が初の一般文芸作品。発売当初より20代の男女を中心に幅広い層に好評で、「読書メーター」の「文庫の読みたい本ランキング」で第1位も獲得。北陸地方の地元書店が主催する「うつのみや大賞」の大賞にも選ばれるなど、累計50万部超のベストセラーとなっている。

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