柚希礼音、ピンヒールに慣れ女子力増

2015.12.13 08:00

柚希礼音

(写真4枚)

宝塚歌劇団で6年以上にわたり星組トップスターを務めたタカラヅカのレジェンド柚希礼音が、退団後初のソロコンサート『REON JACK』に出演することが決定。柚希を囲んでの取材会が大阪で行われた。

前日は、ブロードウェイスターたちのなかでも大きな存在感を示した『プリンス・オブ・ブロードウェイ』の大千秋楽。単身ニューヨークで3カ月稽古を重ね、女性役で歌い踊った経験は大きかったと振り返る。「すごい方たちの中で一度は萎縮し必死になった時期もありましたが、自分自身が楽しみリラックスして舞台に立てば、一番思いが伝わるんだなと学べました」。

白一色のパンツスタイルに黒いピンヒールという装いの柚希。「ピンヒールもこの公演の前よりは履き慣れました。宝塚時代も役が自分を育ててくれましたが、今回も役を演じながら女性を学んでいけた」。ニューヨークでは三食自炊し、「野菜もいっぱい食べて、宝塚時代より美容や食事に気を付けるようになりました」。着慣れない舞台衣装については「女性って大変だな」と笑うが、確実に女子力が増している。

『REON JACK』
『REON JACK』

その変貌と元男役の格好良さをダブルで観られるのが本ステージ。2012年の『REON!!』に始まり日本武道館コンサートまで成功させたライブシリーズ第4弾だ。「宝塚の曲も入れつつ新しい挑戦をしながら、等身大の自分とお客様とがキャッチボールのできる舞台にしたい」。強いこだわりがあるというタンゴを、男性ダンサーと踊る予定も。「男役・柚希礼音でないコンサートってベースがまだ分からないのですが・・・。タンゴの衣装は着たいものが決まっています! 男役ではない自分で心情を表すダンスも踊ってみたい」。

恒例となっている新曲の作詞も、『プリンス~』の公演中に終えた。「いつも作詞をするときは悩みに悩んで、書き出すと2時間ぐらいでできるのですが、今回もウワーッと(歌詞が)出てきました。退団後に悩んだり立ち止まったりして、また進むことができた気持ちを書きました」。どこまでも真っ直ぐな柚希が、新たな表現力とスター性を発揮する絶好の機会がやって来る。

取材・文/小野寺亜紀

『REON JACK』

構成・演出:稲葉太地(宝塚歌劇団)
出演:柚希礼音、陽月華、音花ゆり、鶴美舞夕、ほか

日程:2016年3月11日(金)〜17日(木)
会場:梅田芸術劇場メインホール
料金:S席10,000円、A席7,500円、B席5,500円
電話:06-6377-3800

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