世界初、大阪に北欧ヤコブセン旗艦店

2016.1.15 16:07

右からアントチェア47,000円〜、当初のデザインは3本足だったが、後に4本足も登場。昨年60周年を迎えた代表作セブンチェアはカラーバリエーションが豊富

(写真7枚)

北欧デザインの巨匠アルネ・ヤコブセンの世界初となるフラッグシップショップ「HOUSE of Tobias JACOBSEN(ハウス オブ トビアス ヤコブセン)」が大阪・池田に1月4日にプレオープン、4月にグランドオープンする予定。孫でもあり、デザイナーとして活躍するトビアス・ヤコブセンのプロデュースとあって、世界からも注目を集めるお店となりそうです。

1902年生まれのデンマークの建築家兼デザイナーのアルネ・ヤコブセン。アントチェアやエッグチェアなど、今なお人気が高い名作家具も多く、国立銀行の建築も手掛け、今の北欧デザインの礎を築いたと言っても過言ではない人物です。お店となるのは、元洋裁学校という昭和建築の木造一軒家。この場所が、思わぬきっかけからトビアス氏の目に留まり「デンマークのサマーハウスみたいだね」と気に入ったことから、お店が実現。

お店では代表的なイス・セブンチェアの幅広い色や素材違いが見られるほか、ヤコブセンの名作家具や雑貨、ポスターなどが一堂に。店長でもあり、スタイリストでもある国吉玲子さんがキッチン、リビングとコーナー毎に家具を配し、「イスを全部揃えなければと思われる方もいらっしゃるのですが、オブジェとしても存在感があるので1点だけ好きなイスを取り入れる、そんなスタイリングを提案できたら。トビアスの家に遊びに来たような気分を味わってもらえたらうれしいですね」。

店長の国吉さんが内装をDIY。古いものを自分たちでリノベーションするデンマーク人の暮らしと似ているんだとか
店長の国吉さんが内装をDIY。古いものを自分たちでリノベーションするデンマーク人の暮らしと似ているんだとか

「ヤコブセンの『古いものを愛し、新しいものを創造するスタイル』と、洋裁学校だったこの場所に不思議な縁を感じています」と、国吉さん。トビアス氏もグランドオープン前後に来日する予定で、今後はここで北欧にまつわるイベントも企画中とのこと。北欧好き、インテリア好きにとって必見の発信型ショップです。

取材・文/天見真里子

「HOUSE of Tobias JACOBSEN(ハウス オブ トビアス ヤコブセン)」

2016年1月4日(月)プレオープン
住所:池田市城南3-6-16
時間:11:00〜19:00 ※火曜休
電話:072-752-5577

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