オペラde 神戸、稽古を一般公開

2016.1.26 13:04

公開稽古の様子

(写真3枚)

3月12日・13日に「神戸文化大ホール」で開催されるオペラde 神戸『蝶々夫人』。その稽古見学会が1月24日に開催され、40年に1度という大寒にも関わらず、多くの見学者が訪れた。

この稽古見学会は、本公演を主催する「神戸市民文化振興財団」が、オペラを見たことがない人にも親しんでもらえるようにと企画。『蝶々夫人』のストーリーは、アメリカ海軍士官・ピンカートンと長崎の若い芸者・蝶々が結婚。しかし、単身帰国したピンカートンは別の女性と結婚。すべてを悟った蝶々が自害するという悲しいお話だ。

指揮者・袖岡浩平さんによる細かな歌い方のチェックも
指揮者・袖岡浩平さんによる細かな歌い方のチェックも

蝶々夫人とピンカートンらの歌声が稽古場に響き、見学者たちも心地よい歌声にうっとりと聞き入る。時折、歌が止められ指導が入ったり、出演者同士がコミュニケーションをとる様子も見学会ならではだ。プロデューサーの井上和世さんは、「日本を舞台にしたストーリーに、美しい音楽と豪華な衣裳。オペラってこんなに楽しいんだということを感じてもらえるはず」とその魅力を語る。

左からピンカートン役の藤田卓也さん、蝶々夫人を演じる並河寿美さんと太田郁子さん、ピンカートン役の松本薫平さん(Wキャスト)
左からピンカートン役の藤田卓也さん、蝶々夫人を演じる並河寿美さんと太田郁子さん、ピンカートン役の松本薫平さん(Wキャスト)

今回は歌声だけの稽古だったが、次回以降は振りも入る立ち稽古となるため、より舞台が作られる過程が垣間見られる予定だ。次回開催は2月13日「灘区民ホール」、第3回は2月27日「西区民センター」。入場には申し込みが必要。締切はそれぞれ2月1日、2月15日。申し込み多数の場合抽選。

取材・文・写真/岡田由佳子

オペラde 神戸『蝶々夫人』

日程:2016年3月12日(土)・13日(日)
時間:12日・15:00〜、13日・14:00〜
会場:神戸文化ホール・大ホール
料金:S席10,000円、A席8,000円、B席6,000円、C席3,000円
電話:078-351-3597(神戸市民文化振興財団)

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