阿部寛、過酷ロケに「いっぱい非常食や薬」

2016.2.18 19:10

あべのハルカス展望台で記者会見を行った阿部寛

(写真2枚)

映像化不可能と言われた夢枕獏の大ベストセラー小説を平山秀幸監督が映画化した『エヴェレスト 神々の山嶺』の合同記者会見が18日、日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台で行われ、岡田准一、阿部寛、平山監督が登場した。

邦画初となる、エヴェレスト標高5200メートルでロケ撮影を敢行した本作。「4500メートルを超えたときに、明らかに景色が変わったんですね。簡単に言うとサイズなんですけど、これまで自分たちが見たことないような巨大な空間で。自然のご機嫌をうかがいながら、役者もスタッフもそこにお邪魔させていただいて。機嫌を損ねると、もうとんでもないことになったり、命を落としたりする危険のなか、50、60人が集まって小さな点となって、なんとか無事に帰ってきました」と、撮影を振り返った阿部。

「役の替わりはいない」と、準備に余念がなかった阿部寛
「役の替わりはいない」と、準備に余念がなかった阿部寛

過酷な状況での撮影となったが、岡田に「阿部さんを頼れば何でも出てくる。ホントに助けていただいた」と言われた阿部は、「脅されて行ったわけですよ。お医者さんにも『お腹を壊したりしたら・・・』とか、向こうで風邪をひいた場合とか、いろんな心配をして。やっぱり役の替わりはいないから、もうめいいっぱい非常食や薬を持って行った」と、撮影前の準備にも余念がなかったようだ。同映画は、3月12日より公開される。

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』

2016年3月12日(土)公開
監督:平山秀幸
出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子、ほか
配給:東宝/アスミック・エース
2時間03分
TOHOシネマズ梅田ほかで上映
© 2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

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