紫吹淳「役は私をイメージ、おとぼけも」

2016.2.29 17:31

ちょっとずついろんなシーンに登場するそうで、玉野に「出番を減らしてください」とも言ったそう

(写真2枚)

元宝塚歌劇団・月組トップスター、女優の紫吹淳が出演するエンターテイメント・ショー『GEM CLUB(ジェム・クラブ)』の記者会見が大阪で行われた。今回は作・演出・振付を担当する玉野和紀が、紫吹淳をイメージして脚本を書いたとあって、役者としての一面と素の一面を楽しめる演目となりそうだ。

舞台はスターを夢見る若い才能が切磋琢磨する、ショーハウス。これまで玉野が手掛けてきた人気公演『CLUB SEVEN』の次世代バージョンとして、ミュージカル要素も取り入れ、歌やダンスを存分に盛り込んだステージに。ここで、紫吹が演じるのは、未来のスターを見守るオーナー役。

「昔はみんなと同じようにスターを目指し、今は後押しする立場に。厳しい面もありつつ、時にはおちゃめな面やおとぼけも。玉野さんには、私に関してはアテ書き(役者をイメージして人物像や台詞を書く手法)と言われました。そのまんまで、何も考えないでやってって言われているところもあるんですけれども。私にはどこがおかしいのか分からないのですが、『リカちゃん(紫吹淳の愛称)がやると絶対おかしいから』と言われて・・・。過去の舞台でもそういうシーンがあったのですが、百発百中で劇場が大爆笑。きっと、私を客観視した面白さが描かれているのかなと思っています」と、首をかしげながら答えた紫吹。

今回はオーディションで選ばれた若手の出演とあって、一番若い共演者では16歳の石川新太も。「みんな若い。16歳なんて、私、お母さんですよ。宝塚歌劇時代には、タンゴを踊る時も男性側だったので、今回は初めてタンゴを踊る子も多く、『こう支えてみて』と実演したりしています。何度か共演している原田(優一)くんには、男役時代のモノマネをやりたいから教えてと言われて。タカラヅカでは、『ハッ』とか『ふっ』とか言うシーンがあるんですが、私は『ふっ』タイプだったんで、それを教えたり。彼が本当に舞台でやるかどうかはわからないんですけれども」と、宝塚歌劇時代に培った技を若手にも伝授。

紫吹が演じるオーナーは厳しいだけでなく、おとぼけな面も
紫吹が演じるオーナーは厳しいだけでなく、おとぼけな面も

また、それとは逆に若い俳優陣から教えてほしいこともあるそうで「ヒップホップを教えてもらおうかなと思っています。今回はラップもあるんですが、私にとってはお経みたいにしか聞こえないので、全然分からない。以前、タカラヅカでラップを少しやったときも覚えるのが本当に大変で、毎日、風花舞につきあってもらいました。彼らからノリみたいなものを教えてもらえたらと思っています。彼らが冒頭で踊る振りを、私も踊る予定なのですが、軽く冷や汗をかきました。覚えられるかしら・・・頑張っていますよ。47歳。バラエティのイメージをお持ちの方には、一応バラエティよりしっかりしている私をご覧になっていただければ。玉野さんによるミュージカルでもなく、単なるショーでもない、新しいエンターテインメントが扉を開ける瞬間を見ていただきたいと思います」と締めくくった。

SHOW HOUSE『GEM CLUB』

期間:2016年4月8日(金)~10日(日)※開演は日程により異なる
場所:サンケイホールブリーゼ
料金:S席9,800円、A席8,000円、U-25当日引換券5,000円(25歳以下、4/10除外)
電話:06-6377-3888(梅田芸術劇場)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本