京都市、スタバとのエコ最優秀賞発表

2016.3.22 19:29

スターバックス店舗内のイスをなくして、立ち飲みコーナーを設けるアイデアを発表する、建築科の学生らによるグループ「エコブレイカーズ」

(写真10枚)

京都市とスターバックスがタッグを組んだ、エコアクションプロジェクト「YES,WE DO KYOTO!」の第2回ワークショップが2月に京都市右京区総合庁舎で開催された。

【関連記事】京都市、スタバとエコプロジェクト

京都市は、京都議定書が発効した2005年2月16日を記念し、2008年度から毎月16日を「DO YOU KYOTO?デー」(環境に良いことをする日)と定め、市民や事業者と一緒に公共交通の利用促進や省エネなど、環境にやさしい取り組みを推進している。京都市民にエコアクションプロジェクトの参加を募り、共同プロジェクトがスタート。1月に開催された第1回ワークショップでは、「京都らしいエコなライフスタイルとは」何か、参加者全員でディスカッションを交えながら考え、それぞれのグループらしい視点を見つけていった。

第2回目となる今回は、1回目で得られた視点をもとに、具体的に何をするか、グループごとにアイデアを出し合った。「エコなライフスタイルを実践するためのアクションアイデア」をそれぞれのグループで作り上げ、全員の前でプレゼンテーション。最優秀アイデアが選ばれることに。

池坊華道会を中心とするグループは、生け花のワークショップを通じて、昔から京都にあったものを再発見するアイデアを、スポーツジムのインストラクターらによるグループは、スターバックスの店をめぐるランニングプランなど、エコの概念を広げ、それぞれの得意分野を活かした独自のアイデアが発表された。

京都市プロジェクト担当部長、スターバックス広報部長らが審議を重ね、最優秀賞に選ばれたのは、京都市内に勤務する女性3人グループ「ガッツ倶楽部」による、地蔵盆という慣わしを活かした音楽や読書を中心とした複合型イベントの開催。地域のつながりが強い京都市内で、老若男女いろんな世代の人が集まれる場所を継続的に作り出すことを提案した。

特別ゲスト、京都市の環境マスコット・エコちゃんと喜びを分かち合う「ガッツ倶楽部」の2人
特別ゲスト、京都市の環境マスコット・エコちゃんと喜びを分かち合う「ガッツ倶楽部」の2人

このアイデアをベースとして、具体的な実施内容を検討されたものが今後、京都市内のスターバックスの店舗、ほかで実践していくエコアクションのコンテンツになる予定。4月以降、どんなエコアクションが実施されるのか、今後が楽しみだ。

『YES, WE DO KYOTO!』

京都市環境政策局 地球温暖化対策室 
電話:075-222-4555(8:45〜17:30、平日のみ)

『YES, WE DO KYOTO!』

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 お客様相談室
電話:03-5745-5890(10:00〜18:00、無休)

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