河瀬監督、カンヌ審査委員長の喜び語る

2016.3.17 18:40

5月11日から22日まで、フランスで開催される第69回カンヌ国祭映画祭。この短編コンペティション部門、シネフォンダシオン部門の審査委員長として、最新作『あん』の記憶も新しい映画監督、河瀬直美が招聘されることが発表された。

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「未来の才能を見つける手助けをしてください、とのお誘いをカンヌ映画祭の名誉会長である、ジルジャコブさんからいただきました。そのような立場に迎えていただけることに恥じぬよう、わたし自身も創作の原点に立ち返り、真摯に映画芸術と向き合う時間を持つ覚悟です。短い時間の中にどれほどの物語を体験できるのかという意味において、 非常に難しく、同時にまだ見えない可能性を多々秘めている短編作品。そして、学生時代に創作された作品の中から、原石のように秘めた輝きを発見すること。これからの映画界への希望を胸に、無垢なまなざしで向き合いたいと思います」と、関係者にメールでコメントを発表した。

短編コンペティション部門とは、2011年に作られた短編作品部門で、短編パルムドール(最高賞)を選出する。またシネフォンダシオン部門とは、学生作品を対象にした、世界の若い監督たちの真の登竜門となる部門のこと。

『第69回カンヌ国際映画祭』

期間:2016年5月11日〜5月22日

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