3代目女王船、大阪港に初入港

2016.3.23 17:00

巨大な豪華客船「クイーン・エリザベス号」の登場に、大阪港の風景は一変

(写真7枚)

英国の「キュナード・ライン」が運航する豪華客船「クイーン・エリザベス」が3月22日、大阪港に初入港した。この日は、歓迎セレモニーや観光案内、文化体験など、さまざまなイベントが開催され、英国ロイヤリティー溢れる船内の見学会も行われた。

見学会は事前に健康チェックと身分証かパスポートを提出、セキュリティでは荷物検査も行われるなど厳戒体制。それを通過し船内に入ると、アールデコ調のクイーン・エリザベスを描いた寄木細工が目の前に飛び込み、優雅で気品漂う重厚な雰囲気。日中の装いはカジュアルで良いが、夜はエレガントな船上に合わせたフォーマルナイトな装いが求められる。ダンス・ホールでは生演奏による社交ダンスが催されるなど、船内はまさに英国社交界そのものだ。

グランド・ロビー中央に飾られたクイーン・エリザベス号の寄木細工
グランド・ロビー中央に飾られたクイーン・エリザベス号の寄木細工

窓際から景観が楽しめるレストランや豪奢な観劇シアターは基本的に無料。デッキにあるプールのビーチベッドにはひとつひとつタオルが設置されるなど、細やかな心遣いも。さらにカジノから最高級の客室まで、あらゆる面に行き届くサービスは、さすが「クイーン・エリザベス号」といったところだ。

シアターはボックス席のみ有料。チョコレートとシャンパンが用意されるそう
シアターはボックス席のみ有料。チョコレートとシャンパンが用意されるそう

最長122日間、最も高いクラスだと約2,000万円にもなるが、3泊4日で5万台というリーズナブルなもプランある。客船運航会社「カーニバル・ジャパン」の小島さんは、「キュナードのワールドクルーズは手軽に優雅で落ち着いた大人の船旅をお楽しみいただけます。ぜひ楽しんでください」と魅力を語る。

そんな極上の雰囲気に酔いしれながら1時間30分のツアーはあっという間に終了。今後は日本各地に寄港しながら、中東・地中海を経て、5月に英国・サウサンプトンに到着する予定だ。

取材・文・写真/岡田由佳子

『ワールドクルーズ2016』

期間:2016年1月10日(日)~5月10日(火)の122日間
運航:サウサンプトン(英国)出発~アフリカ~オセアニア~アジア(日本含む)~中東~地中海~サウサンプトン(英国)うち、日本区間(長崎~鹿児島~横浜~大阪~広島~沖縄)

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