南海電鉄、インバウンドに本腰へ

2016.4.22 06:00

大きな液晶ディスプレイで、本線・空港線と高野線・泉北高速の発車時刻が一望できる難波駅3F北改札口の行先案内板

(写真3枚)

関西の空の玄関口として多くの海外旅行者が利用する「関西国際空港」。大阪市内と空港を結ぶ南海電鉄(本社:大阪市中央区)が、インバウンド旅客への案内を充実させるため、2016年4月末までに難波駅の行先案内板での4カ国語表示を進めている。

これまで利用していた難波駅の行先案内板は、空港線開業直前の平成5年に更新したもの。広報担当者によると「20年以上経過しており、老朽化のために今回の更新を行う」とのこと。「更新にあたり4カ国語表示を導入し、各国語を鮮明かつ効果的に表示することに適した液晶ディスプレイを採用した」という。従来は日本語と英語のみだったが、増加するアジア圏の利用者による「乗り間違い防止につながれば」と中国語(簡体)、韓国語でも表示されることに。

今回の更新にあわせ、足下の車両表示も変更に。到着列車の扉位置を明確にし、「スムーズな乗車につなげるため」に○△マークで識別するという
今回の更新にあわせ、足下の車両表示も変更に。到着列車の扉位置を明確にし、「スムーズな乗車につなげるため」に○△マークで識別するという

「関西空港駅」の乗降人員は、平成22年の15,465人にから平成26年には22,157人と5年で43.2%増。難波駅の窓口にはiPadや4カ国語(英・中(繁体・簡体)韓)版のパンフレットが設置され、多言語対応できる総合インフォメーションセンターをおくなど、インバウンド対応に力を入れている。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本