スマホMVが話題、リリスクのアイドル像

2016.7.5 15:00

スマホで撮り合い数珠つなぎ!(minan→mei→yumi)

(写真3枚)

──リリカルスクールは「ヒップホップアイドル」ってジャンルですけど、今はメタルアイドル、ロックアイドル、一夫多妻制アイドル、寸劇アイドル・・・って差別化しないと生き残れないような時代になりましたよね。幅広すぎて、アイドルって何だろう・・・って思う時があります。

mei「正直、私も最初自分がアイドルっていうのを理解してなくて。かっこいい系のグループだろうと思ってオーディションを受けて、気付いたらアイドルになってたみたいな。私がアイドルなんて、と思いながらずっとやっていたんですけど、4年目くらいの時に、yumiに『meiちゃんはほんとアイドルだよね』って言ってもらえたことがあって。なんで?って聞いたら、人をすごく楽しませてくれるからって。その時に初めて、私でもアイドルをやっていいんだなって思いました。ずっと私の中ではアイドルっていうのは、みんなの前ではかわいくしてないといけないっていう印象が強かったんですけど、その時に考えが広がりましたね」

7月3日に行われた「HMV三ノ宮」でのインストアライブにて(左からminan、mei、ami、yumi、hime、ayaka)
7月3日に行われた「HMV三ノ宮」でのインストアライブにて(左からminan、mei、ami、yumi、hime、ayaka)

yumi「私はプロデューサーが大学の先輩で、その卒業制作を手伝って欲しいんだけどっていわれて、制作期間だけだろうと思って軽くいいよって言っちゃったんですけど、オーディションに行ったら、『yumiちゃん以外、みんな芸能志望だよ(笑)』って言われて。この世界に憧れてたってわけじゃなかったので、『私がアイドルなんて』っていうのはあまり考えてこなかったというか。だから今、アイドルとして続けてられるのかなっていう気もします」

ami「今でも自分がアイドルだと思うことはないというか、ファンの方がアイドルだって言ってくれるからアイドルなんだって思う。自分が楽しみながら、音楽を伝えて元気を与えられる存在だったら、それがアイドルなのかなって思いますね」

──ライムベリーやMikaRikaなど、ヒップホップアイドルっていうジャンルも最近増えてきましたよね。DJみそしるとMCごはんのような、女子ラップとか。そのなかで、リリカルスクールの強みってなんだと思いますか?

yumi「楽しい。ヒップホップだけどすごい平和だなって。誰も傷つけない」

ami「あとパーティー感がある。リリカルスクールにしか出せない雰囲気だと思います」

──そして7月6日に発売される2ndシングル『サマーファンデーション』。覚えやすいキャッチーなギターが印象的な夏らしさ全開の曲ですね。『RUN and RUN』はいわば「スマホあるある」でしたけど、今回の夏祭りを舞台とした歌詞は、ちょっと切ない「夏祭りあるある」な感じで・・・

ayaka「確かに!(笑)。夏祭りあるあるだ」

minan「なんか自分たちでも忘れてたような記憶で、でもこんなことあったな~みたいに思い出させてくれるような感じですよね」

yumi「聴く人がみんなどんな青春を思い出すんだろうなーって思って、今から発売がすごい楽しみ(笑)」

minan「久しぶりのバンドサウンドで、サビとかはほんとにキャッチーな感じで、ラップを聴いたことがない方にも届く曲になるんじゃないかな」

mei「リリカルスクールとしても久しぶりの恋愛ソングで、『RUN and RUN』とはまったく違う印象になると思うので、こういう曲も歌うんだって思ってもらえたらいいな」

──今回はみなさんが初出演となる映画『リリカルスクールの未知との遭遇』舞台挨拶や、シングル発売記念イベントなどで大阪に来られましたが、みなさんの大阪に対する印象はどうですか?

mei「活動は都内が多いので、大阪で初めてワンマンライブをやったときに、『待ってました感』がすごくて。ファンの方の喜びが熱気としてすごい伝わってきて、こんなにも私たちのことを待って下さってる人がいるんだって思って感動しました」

yumi「うれしいよね。それこそアイドルやってよかったって思う瞬間だよね」

──リリスクのライブって本当にみなさん笑顔全開で、楽しそうな印象です。お客さんもそれぞれ自由に音楽を楽しんでるというか。

mei「私たちが楽しければお客さんにも伝わるので、私たち自身も自分たちが楽しいっていうのを大事にしてて。なかにはゆっくり私たちの曲を聴いて楽しみたい方もいるだろうと思うので、振り付けを強制するとかはないですね。好きなように楽しんでいただければ」

ayaka「今年も大阪でワンマンライブできたらいいなって思ってます!」

──最後に。「らっぷをするのはたのしいです」か?(tofubeatsプロデュースの6thシングル『FRESH!!!』冒頭のセリフより)

一同「「「「「たのしいです!」」」」」

lyrical school『サマーファンデーション』

2016年7月6日(水)発売
通常盤(CD)
KICM-1694/1,080円
キングレコード

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