大和悠河「宝塚OG集まると品格が」

2016.7.12 12:00

超ミニスカートにヘソ出しルックで現れた大和に取材陣からどよめきが

(写真4枚)

今年ブロードウェイで20周年を迎える名作ミュージカル『シカゴ』。2014年に世界初の女性だけのステージで話題となった宝塚歌劇OGバージョンが、国内3都市+本場ニューヨークを巡演する。初演に続き主人公のロキシー・ハート役(Wキャスト)に挑む元宙組トップスター・大和悠河に、大阪市内で話を聞いた。

舞台は1920年代のアメリカ。人妻ロキシーは彼女を捨てた愛人を殺害し監獄へ。そこで元ヴォードビルダンサーのヴェルマらと出会い、自らの無罪とスターを目指して数々の策を練っていく。ロキシーについて彼女は、「頭がいい女性。最初はヒヨコみたいな女の子が力強くたくましくなっていく姿が素敵。ブロードウェイを訪れるたびに観劇しますが、ロキシーの演じ方で作品の色合いが全く変わるので、責任を感じますね」と分析する。

また、同作品を愛するからこそ妥協も許さない。「再演にあたりゼロからもう一度作るのを意識しました。前回も(オリジナル・プロダクションの)ゲイリー・クリストたちに振付の意味を身体に叩きこんでもらったのですが、今回は細かな手の動きなどがまた違ったりして『最新のシカゴを君たちに教えるよ』と。本当に幸せでした」。

「身体の中をギュッと絞るような振付でインナーマッスルが鍛えられます。身ひとつですべてを表現する世界だからこそ、念入りに磨き上げた」と話す大和悠河
「身体の中をギュッと絞るような振付でインナーマッスルが鍛えられます。身ひとつですべてを表現する世界だからこそ、念入りに磨き上げた」と話す大和悠河

身体の芯は燃えていてもクールにスタイリッシュに。そんな「シカゴ・スピリッツ」を伝授された彼女たちが、7月20日からニューヨークへ乗り込む。「女性だけの『シカゴ』をアメリカの方たちがどう観て下さのるかドキドキします。タカラヅカ出身の私たちが集まると不思議にひとつの世界観が出来上がる。殺人や不倫というリアルな物語なのにそこに品格が生まれるのが魅力」と笑顔。

「大阪公演は一番最後なので、かなりいい感じに仕上がっていると思います。ぜひセクシーで格好いい世界を楽しんで」と、天性の華やかなオーラを振りまきアピールした。大阪公演は8月25〜31日に、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席13,000円ほか、各プレイガイドで発売中。

取材・文/小野寺亜紀

ブロードウェイミュージカル『シカゴ』 宝塚歌劇OGバージョン

出演:峰さを理/麻路さき/姿月あさと(トリプル)、和央ようか/湖月わたる/水夏希(トリプル)、朝海ひかる/大和悠河(ダブル)、ほか

日程:2016年8月25日(木)〜31日(水)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13,000円、A席9,000円、B席5,000円
電話:06-6377-3800(梅田芸術劇場メインホール)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本