遊び心あふれる浮世絵、関西に集結

2016.7.24 09:00

歌川国芳「猫の当字 ふぐ」

(写真3枚)

江戸時代の人気浮世絵師たちがユーモアたっぷりに描いた「遊び絵」を集めた展覧会『江戸の遊び絵づくし―おはつです! 笑って遊べる浮世絵、ここに参上。―』が、7月23日から「明石市立文化博物館」(兵庫県明石市)で開催される。

「遊び絵」とは、浮世絵師たちが遊び心いっぱいに描いた浮世絵のこと。絵を見て何を意味するのか当てるなぞなぞのような「判(はん)じ絵」や、動物たちが人間の姿をまねた「擬人(ぎじん)画」、たくさんの人や動物が一つの大きな姿を形作る「寄(よ)せ絵」など、江戸の人々の「笑い」や「粋」が感じられる作品だ。今回の展覧会では、奇想の画家としても人気の高い歌川国芳や、役者絵などで有名な歌川国貞のほか、葛飾北斎や歌川広重などの作品を含む、150点の「遊び絵」が展示。解説や実際に遊べるたくさんの仕掛けが満載なので、浮世絵が初めての人でも楽しめる。

歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」
歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」

また、自分だけのオリジナル遊び絵うちわを作るイベント(要事前予約・先着順)などワークショップも充実。子どもから大人まで楽しめるので、夏休みのお出かけにぜひ。

『江戸の遊び絵づくし―おはつです! 笑って遊べる浮世絵、ここに参上。―』

期間:2016年7月23日(土)~9月4日(日)
時間:9:30~18:30 ※入館は18:00まで
会場:明石市立文化博物館(兵庫県明石市上ノ丸2-13-1)
料金:一般1,000円、大学生・高校生700円、65歳以上500円、中学生以下無料
電話:078-918-5400

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