大阪・高麗橋を目指し、東海道を走破

2016.7.27 09:00

東海道の宿場町に残る街並み

(写真3枚)

8月11日〜16日の6日間で、東海道五十七次(東京・日本橋〜大阪・高麗橋/約550km)を駆け抜ける、世界最大規模のステージレース『東海道五十七次ウルトラマラニック「飛脚」』が開催される。

かつて、宿場でタスキを繋ぎ、東海道を3〜4日で駆け抜けたと言われる「飛脚」。99年前に開催された国内初の駅伝競技『東海道駅伝徒歩競争』も東海道が舞台となっており、今回のイベントは、徳川幕府が定めた宿駅制度から生まれた駅伝競技を、世界に向けて発信することを目的としたものだ。

大会風景(2014年)
大会風景(2014年)

参加種目は「旅人の部(ウォーク)」と「飛脚の部(ラン)」があり、個人・駅伝(2~6名)のどちらかでエントリー。参加費用は個人・駅伝ともに36,000円/人で、6日間の大会参加費・ビバーク費(5泊・朝夕食計10食)・保険・参加賞が付いている。ビバークは主催者が露営地とテント、食事を用意、寝袋やマットは参加者それぞれが準備。また、選手の現在地がリアルタイムに見られるGPSトラッキングシステム(6日間9,600円)や、ビバークでの充電設備(3,000円)も希望者にはレンタルされる。

こんな大掛かりなイベントで大丈夫なのか?という心配もあるだろうが、このイベントの実行委員会は、世界でもっとも過酷と言われる『サハラ砂漠マラソン(250km)』を走破したメンバー(3年連続日本人最高位・杉村晋吾選手ら)によって構成されており、その呼びかけによって、『台湾一周ウルトラマラソン(1,100km)』優勝の井上真悟手、『野辺山ウルトラマラソン(100km)』優勝の楠瀬祐子選手ら、錚々たる面々も出場。海外では盛んだが、まだ日本では馴染みのないステージレースの普及にもひと役買うことになるはずだ。

実行委員の杉村晋吾選手は、『サハラ砂漠マラソン』3年連続日本人最高位
実行委員の杉村晋吾選手は、『サハラ砂漠マラソン』3年連続日本人最高位

参加資格は、18歳以上の健康な男女、地図が読める、過酷な大会のため自己責任で参加など。また、必携装備もあるため、公式サイトの注意事項をよく読んでからエントリーすることがおすすめだ。スタートは東京・日本橋、ゴールは大阪・高麗橋の特設会場となる。歴史と風情溢れる旧東海道の壮大な旅を仲間、参加者といっしょに楽しんで。

『東海道五十七次ウルトラマラニック「飛脚」』

日時:2016年8月11日(木)〜16日(火)
場所:東海道五十七次(東京・日本橋~大阪・高麗橋)
料金:個人の部=36,000円、駅伝の部=36,000円/人(最大6人まで)、ほか
※そのほか、公式サイトの注意事項をよく確認してください

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