絵本を読む楽しさ、百貨店が提案

2016.7.28 07:00

海エリアには冒険もの、空エリアには夢あふれるものや不思議なストーリー、森エリアには食べ物や安心感がある内容が並んでいる

(写真3枚)

1,000種類の絵本を楽しめる『親子であそぶえほんの世界 阪急絵本パーク2016』が、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で7月27日からスタート。絵本選びを楽しむとともに読み聞かせする親子が続出した。

今回のイベントは同店で初の試みとして開催され、「今回はちょうど時期も夏休みとあって、親子で楽しめるもの、また子どもを育てていく上で必要な絵本がテーマになりました」とイベント担当者。デジタルが普及した時代だからこそ、アナログなコミュニケーションツールとして、改めて絵本の魅力を提案した内容になっている。

すべて表紙が見ることができ、子どもが手に取りやすい高さに
すべて表紙が見ることができ、子どもが手に取りやすい高さに

海・森・空をキーワードに、大阪を拠点に活躍するクリエイティブ集団「graf」が空間設計を担当し、会場には読み聞かせしやすいようにテーブルやイスを点在。そして、注目したいのは、今回の選者。絵本好きであれば知る人ぞ知る、子どもの本専門店「きんだあらんど」(京都市左京区)の蓮岡修さんだ。言葉、絵、そして、絵本が持つメッセージなど、子どものことを考えて1冊ずつ丁寧に選ぶセレクトに定評があり、今回も有名なものから、知られざる名作までが勢揃いしている。

読み聞かせ用の大型絵本、しかけ絵本、ミリオンセラー絵本といったコーナーも
読み聞かせ用の大型絵本、しかけ絵本、ミリオンセラー絵本といったコーナーも

今回のイベントには「梅花女子大学」の心理こども学部こども学科も参加し、学生たちが描いた世界に1冊しかない本の展示やオリジナル豆本の販売も。ほかにも毎日、読み聞かせやワークショップを開催し、夜17時以降は大人のための絵本イベントも行われる。

『親子であそぶえほんの世界 阪急絵本パーク2016』

期間:7月27日(水)〜8月8日(月)
時間:10:00~20:00(金・土曜は~21:00、最終日は~18:00)
場所:阪急うめだ本店9F 祝祭広場(大阪市北区角田町8-7)
料金:入場無料
電話:06-6361-1381

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