下鴨神社が幻想的にライトアップ

2016.8.18 11:00

いたるところに人がいてると、こんなにも鮮やかな色彩が参道に広がる

(写真5枚)

世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)とその参道をライトアップする『世界遺産 下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab』が8月17日からスタート。その幻想的な空間をひと目見ようと、初日から大勢の人が神社を訪れた。

京都三大祭りのひとつ『葵祭』で知られる「下鴨神社」。京阪・出町柳駅から8分ほど歩くと表参道のある「糺ノ森」の入口が見えてくる。この約500mある参道沿いの木々がライトアップされるのが、作品『呼応する木々 – 下鴨神社 糺の森』。人や動物が近づくと光の色を変化させ、風のように次々とその光が広がっていき、参拝者からは思わず「きれい・・・」と声が漏れるほど。

舞殿には、『バカボンド』の文字も書いた書家・吉川壽一氏による作品が。正面には黒い八咫烏の絵も
舞殿には、『バカボンド』の文字も書いた書家・吉川壽一氏による作品が。正面には黒い八咫烏の絵も

神社の南門にあたる楼門に近づくと目に入るのが作品『呼応する球体 – 下鴨神社 糺の森』。境内にある「舞殿」、「橋殿」の中を転がったり、その建物周辺の空間に浮かぶ球体が、ぼんやりと光を放つ。触れれば色を変え、その光は森の灯りと同じく周囲に広がっていく。

作品を提供したチームラボの猪子社長は「木に人が近づくとそこから色と音が変わって広がり、木の光が球体に呼応するし、球体に触ると光が呼応していって、森の光にも呼応していく。昔の人々は森と人との境界がなくて、自然と一体となる体験をしていたはず。そんな体験をこの森でできる、そんな作品になったら」とその思いを話した。

期間は8月31日までで、『呼応する木々』は入場無料。『呼応する球体』は土日のみの開催で入場料500円。

『世界遺産 下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab』

日程:2016年8月17日(水)〜31日(水)・18:00〜21:30(『呼応する球体』は土日のみ)
会場:下鴨神社(京都市左京区下鴨泉川町59)
料金:無料(『呼応する球体』入場料500円)
※規定人数に達し次第、早期受付終了の場合あり
電話:075-781-0010(下鴨神社)

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