作者も感極まる時代劇ギャグ漫画再演

2016.8.19 19:00

舞台『磯部磯兵衛』で主役の磯兵衛役を演じる井上拓哉(左)とその母上役の中山義紘

(写真8枚)

近年は、『少年ジャンプ』のなかでギャグ漫画が3年も続くのは珍しいなか、連載3年目となる作者・仲間りょうは、初演を観劇した際、声を絞り出すように「すごく良かったです。沖縄から東京に出て、いま大阪で上演されてることが、すごい僕にとっては幸せなことです」と感極まっていたという。井上は「シャイな方で、でもめちゃくちゃ感動したのが伝わってきて。原作者の方にそう言ってくださったのが一番うれしかったです」と、キャスト全員がぐっときたそう。

ハチャメチャな原作を限りなく忠実に再現した舞台は、観るものを笑いの渦に。前回公演より
ハチャメチャな原作を限りなく忠実に再現した舞台は、観るものを笑いの渦に。前回公演より

東京進出も視野に入れている彼ら。井上は、「関西をもっともっと盛り上げてから、東京の人からこっちに来てよ、と呼ばれれば」と再演にさらに気合いが入る。初演から脚本が大幅に改訂され、再演というより、ある種別ものという本公演。今度は新たに「コール&レスポンスをやりたい」と中山は話すが、原作が世に知れ渡るきっかけにもなった「処す〜?」、「処す〜!」の掛け合いがステージで実現されるか期待したい。

舞台『磯部磯兵衛物語〜浮き世はつらいよ〜 天晴版』は10月20日〜25日にABCホール(大阪市福島区)で上演。チケットは一般6,500円ほか、8月20日から各プレイガイドで発売される。

2人とも劇団の1期生。これまで苦楽を共にしてきた
2人とも劇団の1期生。これまで苦楽を共にしてきた

舞台『磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~ 天晴版』

原作:「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」仲間りょう(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
脚本・演出:末満健一
出演:井上拓哉、中山義紘、納谷健、村川勁剛、竹下健人、三好大貴、岩﨑真吾、吉本考志、鎮西寿々歌、川下大洋(Piper)、お〜い!久馬(ザ・プラン9)ほか

日程:2016年10月20日(木)〜25日(火)
会場:ABCホール(大阪市福島区福島1-1-30)
料金:一般6,500円、天晴シート8,500円、親子シート10,500円
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

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