野村忠宏「僕、引退したんだな〜」

2016.8.29 06:00

金メダルを獲ってからは「何をするにしても『金メダリスト』の挑戦になったので、常に喜びとプレッシャーがあった」と語る野村忠宏

(写真2枚)

柔道家の野村忠宏が、パナソニックの神戸工場(神戸市西区)でおこなわれた『レッツノート20周年記念イベント』にゲストで登場。オリンピックのウラ話などを語った。

アトランタオリンピック(1996年)で金メダルを初獲得してから20年というつながりでゲストに登場した野村。「年を感じますわ〜。最近、20歳くらいの若い選手と話していても、僕が初めて金メダルを獲得した20年前にちょうど生まれた子たちなわけですからね・・・」と時の流れに苦笑い。

現役時には、オリンピック三連覇という偉業を成し遂げ、3つの金メダルを獲得。会場でメダルを披露した際には歓声が上がり、「大体僕本人の登場より、メダル見せる方が皆さん感動するんです(笑)」と会場を沸かせた。リオデジャネイロ五輪ではテレビのキャスターとして会場に足を運んだ野村だが、「選手の頃と全然違いました。昨年現役を引退しましたが、 初めて『あ、僕引退したんだな〜』と感じましたね」と語った。

今やメダリストの定番「金メダルを噛む」ポーズの話になると、「実は僕が始めたわけじゃないんです。アトランタの時、僕より先に金メダリストになった中村兼三先輩の真似をしたら、僕の方が大きく取り上げられたっていう・・・しかも先輩曰く、先輩もどこかの外国人の真似をしたらしいですよ」と明かした。さらに「マスコミのリクエストでやることが多いんです。伊調馨選手の4連覇のポーズも、彼女そういうキャラクターじゃないけど『やってくれ』って頼まれたと言っていましたからね」とウラ話も話した。

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