聖地・堺で初の官民共同散走イベント

2016.10.31 16:00

堺市の町を散歩するようにゆっくりと自転車で散走する『SAKAI散走フォーラム』の参加者たち(29日)

(写真3枚)

世界トップの自転車部品メーカー「シマノ」が運営する「OVE」が、拠点を置く堺市との初の共同イベント『SAKAI散走フォーラム』を10月29日に開催。堺市民たちとともに、スタッフ、市役所職員がグループに分かれて自転車でのサイクリングを楽しんだ。

このイベントは、散歩するようにゆっくりと自転車で走る「散走」がテーマ。自転車で走るだけでなく、自転車を活用してその街を体感し、新たな魅力を発見することがメインの目的だ。堺市はこれまで、放置自転車対策キャンペーンや市内数カ所で乗り捨てができる「さかいコミュニティサイクル」の設置などの施策を実現。一方、世界をリードする自転車部品メーカーの「シマノ」は、地元での日本最大級の国際自転車ロードレース『ツアー・オブ・ジャパン』の開幕戦(堺ステージ)の開催や、国内外から来場者が多く訪れる「自転車博物館」の運営協力などに取り組んできた。

堺市建設局自転車まちづくり部の貝塚部長(左)と、「シマノ」が経営するライフクリエーションスペース「OVE中之島」の宮脇副店長
堺市建設局自転車まちづくり部の貝塚部長(左)と、「シマノ」が経営するライフクリエーションスペース「OVE中之島」の宮脇副店長

今回、自転車という共通のキーワードから両者が連携してのイベントが初開催となった。きっかけは市の職員が「OVE」主催のイベントに参加したこと。「OVE」がこれまで全国各地で開催してきた「散走フォーラム」を知り、堺市でもぜひ開催したいという強い思いから、今回のイベント開催につながったというわけだ。

『SAKAI散走フォーラム』Eコース「堺 今ドキ♡ 現代職人(マイスター)に会いに」で訪れたデニム専門店「スポテッドホース」(29日)
『SAKAI散走フォーラム』Eコース「堺 今ドキ♡ 現代職人(マイスター)に会いに」で訪れたデニム専門店「スポテッドホース」(29日)

当日は、それぞれが魅力のあるスポットや問題のある道路についてその良さを市民とともに共感したり、今後の目標などを語り合ったりするなど、交流を深めた様子。自転車という共通のテーマで走りだした両者。今後の展開に期待したい。

取材・文・写真/岡田由佳子

『SAKAI散走フォーラム』

日時:2016年10月29日(金)

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