テーマは学校、古本屋のユニーク企画

2016.10.31 19:00

「エメラルドブックス」に届けられた、常連からの企画書。ほかにもさまざまな案が

(写真5枚)

神戸市中央区の古本屋６軒が「学校」をテーマに、単位仕立てのスタンプラリーイベント『私立よこしま学園』を11月１日から開催。小さなお店だからこそ提案できる、趣向を凝らしたイベントに。

御朱印、旅行、人生ゲームなどをテーマに、「神戸ボーダーズ」として活躍する「エメラルドブックス」「honeycombBOOKS＊（ハニカムブックス）」「トンカ書店」、「ワールドエンズ・ガーデン」の４軒が年に１回開催するスタンプラリー企画。同企画の常連から趣旨や意図などまで記された気合いの入った企画書が持ち込まれ、今年は急遽２回目を実施することに。

校訓や校歌まで掲載された学生手帳（100円）を手に参加店を巡って、40単位で卒業証書が授与される同企画。袋不要で１単位、お釣りを出さない１単位、学生服の着用10単位（ぜひ大人も！とのこと）、また各店が企画するイベントであれば20単位といったように、遊び心がたっぷりの取得方法に。取得単位に限らず６店舗制覇すると、12月以降は各店舗で300円割引となる。

学生帳を参考に作られ、学歌や教育方針なども掲載。芦屋の一箱古本市、スケッチ歩きなどの関連イベントでも単位を取得できる

「ワールドエンズ・ガーデンであれば猫の関連本なども取り扱っておられるので猫の先生、ハニカムブックスであれば女性向けの本や手作り雑貨の先生という感じで楽しんでもらえれば。お店によってそれぞれのカラーがあるので、普段であれば手に取らない本も読んでもらえるきっかけになると思います。参加者の方によっては、鳥の本を集めるって決めて巡ったり、自らテーマを課して巡る方もいらっしゃいました」と「トンカ書店」の森本恵さん。今回はオープンして約１年の「1003」と「蚊帳文庫」も参加。期間は11月30日まで。