泊まれる本屋、京都・祇園にオープン

2016.12.4 20:44

窓から鴨川を間近に望む「リバー ビュー」は1床のみ。ベッドは全20床あり。京都オリジナルの寝間着の貸し出し、販売も

(写真7枚)

2015年11月に東京に誕生して以来、満室が続く話題のホステル「BOOK AND BED TOKYO 京都店」が、祇園に12月2日にオープンした。「泊まれる本屋」のコンセプトはそのまま、京都店ではクラフトビールも楽しめるように。

京都店の選書は、京都の名物書店でもある「恵文社一乗寺店」(京都市左京区)が担当。小説やマンガ、哲学書、京都にまつわる本など、いろんな層が反応したくなる幅広いジャンルが3000冊あり、今後5000冊に増える予定。その本棚のところどころに空洞があり、マットレスを引いた寝床に!  本棚のなかで眠るというロケーションもワクワクさせてくれる。

京都店では、バースペースでクラフトビールやスナックを販売。ビール片手に読書を
京都店では、バースペースでクラフトビールやスナックを販売。ビール片手に読書を

「東京での利用者は、1/3は海外からの観光客、1/3は国内の観光客、残りの1/3は近郊の人々。関西でも地元の人に気軽に本を楽しめる場所として活用してもらえれば。読書って1人のイメージが強いかもしれませんが、子どもの頃は母から読み聞かせしてもらったり、中・高生の頃はファッション雑誌を見ておしゃべりしたり、体験を共有できると思うんですね。お客様同士やスタッフとお話も楽しめるスペースになればと思っています」と広報担当者。

三方が窓に囲まれて、開放感あふれる空間に。奥行きのあるソファでゆっくり
三方が窓に囲まれて、開放感あふれる空間に。奥行きのあるソファでゆっくり

本棚を囲むソファシート沿いの窓からは、鴨川や「京都四條 南座」を見下ろせ、遠くには京都タワーや大文字山を望めたり、京都らしい眺望。デイタイムのみ時間貸しで利用もOK。本に囲まれた空間で、好きなだけ本を読め、本を読んでいたらいつの間にか寝落ちしていた・・・なんていう至福の時間を過ごしてみては。1泊4908円~、デイタイム(12月10日から開始、13~17時)1時間500円。

取材・文/天野準子

「BOOK AND BED TOKYO 京都店」

2016年12月2日オープン
住所:京都市東山区中之町西入ル200 カモガワビル9F
宿泊:1泊4908円~(土・日・祝前日、ハイシーズンは変動あり)、デイタイム(13:00~17:00)1時間500円、デイタイム限定フリータイム利用1500円(個室、シャワーの利用は不可)
電話:なし

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