窪塚洋介「役者を辞めてもいいと思ったくらいの手応え」

大学内の施設でのトークイベントに出席した俳優・窪塚洋介(12月16日・関西学院大学)
遠藤周作の代表作を巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙−サイレンス−』。その公開記念イベントが12月16日、「関西学院大学」(兵庫県西宮市)でおこなわれ、映画に出演する俳優・窪塚洋介が登場。大学教授らとトークセッションを繰り広げた。
学生や一般応募者ら約80人がつめかけた、この日。本作のキチジロー役でハリウッド進出を果たす窪塚は、「マーティン・スコセッシ監督がすごく日本に敬意をもって撮ってくれているのが、現場でも伝わってきて。時代考証も含めて、丁寧に丁寧に、繊細に気を配ってくれて。寒くて震えながらの撮影もあったんですけど、それすら喜びのひとつというぐらい、参加できたことがうれしかった」とコメント。

小説および映画では、重要なキャラクターであるとともに、卑しい農民として描かれているキチジロー。遠藤周作研究者である細川正義教授(関西学院大学)と山根道公教授(ノートルダム聖心女子大学)が、キャラクター解釈について窪塚に質問すると、「原作では第三者の目線で描かれているキャラクターなので、すごく余白が多いんです。もちろん好きに埋めていいわけもなく、どうすれば(キチジローを)生きられるのか考えたときに、『イノセントさ』というキーワードが出てきて。なにが良くて悪いのか分からない子どものまま成長したというか」と、窪塚流の解釈を披露。研究者である2人の教授を唸らせ、さらに突っこんだ質問が飛び出すなど、熱のこもったトークセッションとなった。
巨匠マーティン・スコセッシが「念願の企画」として、20年以上にわたって温め続けた本作。窪塚はイベントの最後に、「素晴らしい作品になっていると思います。正直言うと、もう(役者を)辞めてもいいかなと思ったくらい、手応えというか、新しい場所に辿り着いたという気持ちになってます」とコメント。映画は来年1月21日から公開される。
映画『沈黙−サイレンス−』
2017年1月21日(土)公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、浅野忠信、窪塚洋介、リーアム・ニーソン
配給:KADOKAWA
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
NEW 6時間前 -
大阪・関西万博の注目ニュースまとめ【2025年最新版】
NEW 7時間前 -
坂本龍馬の生家跡・ホテル南水、ラグジュアリーに改装[PR]
NEW 2025.3.30 07:00 -
万博迫る!大阪2カ所でオランダパビリオンお披露目[PR]
NEW 2025.3.29 18:30 -
ワインのような日本酒? 高知県に期待の新蔵が誕生[PR]
NEW 2025.3.29 07:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
NEW 2025.3.28 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 2025.3.28 14:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
NEW 2025.3.28 13:00 -
大阪でなぜ?KITTE高知ショップ、意外な売れ筋[PR]
2025.3.28 07:00 -
2025年は開業ラッシュ!大阪・梅田の新商業施設まとめ
2025.3.27 12:00 -
梅田、新施設ラッシュ! うめきたダンジョン攻略法[PR]
2025.3.26 07:00 -
華やかスイーツ!京都のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.24 10:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.3.19 10:30 -
梅田で体験…贅沢食材食べ放題×いちごヌン茶が合体[PR]
2025.3.17 17:00 -
スリコなど7店オープン、京阪シティモール最強説[PR]
2025.3.14 07:00 -
春の京都宇治は茶摘み、桜まつり…イベントたくさん[PR]
2025.3.10 15:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00 -
今が旬!大阪難波であまおう苺のアフタヌーンティー[PR]
2025.3.6 17:00 -
万博まで待てない!神戸でサウジアラビアパビリオンを体験[PR]
2025.3.6 12:00 -
万博内2番目に大きなパビリオン!サウジが難波に[PR]
2025.3.5 17:00 -
高速料金が乗り放題でお得!ぐるっとドライブパス[PR]
2025.3.1 10:00