月刊LaLa、梅田で40周年記念の原画展

2017.3.22 18:00

『夏目友人帳』のニャンコ先生などLaLaが生んだキャラの原画も多数展示

(写真1枚)

1976年に山岸凉子、美内すずえ、和田慎二、木原敏江、三原順・・・など、当時新進気鋭の作家が集った少女マンガ雑誌として創刊され、少女マンガ史に永遠に名を刻まれる名作を多数輩出してきた『月刊LaLa』。創刊40周年を記念した原画展『LaLa40周年記念原画展〜美しい少女まんがの世界〜』が、3月22日より「阪神梅田本店」(大阪市北区)にて開催される。

ラブコメの元祖ともいえる木原敏江の『摩利と新吾』や、少女マンガを芸術の域にたらしめた革命的名作、大島弓子の『綿の国星』、山岸凉子の『日出処の天子』。学園を舞台に思春期の複雑な心理と成長を描いた、吉田秋生の『櫻の園』、成田美名子『エイリアン通り』。耽美でドラマチックな世界観で魅了したSFファンタジー、清水玲子『輝夜姫』、樹なつみ『八雲立つ』。そしてドラマ・映画化もされた近年人気のイケメン・ラブコメのヒット作、田中メカ『お迎えです。』、葉鳥ビスコ『桜蘭高校ホスト部』・・・など、たとえ世代は違っても「LaLaこそ我が青春!」という人も少なくないのでは?

時代ごとに主流となる作風は変われども、一貫して少女マンガならではのセンス・オブ・ワンダーが爆発した純度の高いLaLaワールドで読者を魅了し、時代をリードしてきた同誌の40年に渡る軌跡を、今回の展示では「LOVE」「IKEMEN」「FANTASY」「SCHOOL」「PRETTY」といったテーマで編集。人気作家63名による原画270点以上が一挙に公開されるほか、40周年記念メッセージ入りサイン色紙や、現在ではプレミア化している創刊号やふろく、応募者全員サービスグッズといった貴重なアイテムも多数展示される。

また、限定オリジナルグッズも多数用意。額装版画に公式ビジュアルブック、クリアファイル、ポストカード、マスキングテープといった定番アイテムに加え、コミックの表紙デザインのポチ袋、レコード型メモなど、マニア心をくすぐるものまで、いずれも買い逃がし厳禁! 印刷物とはまた違う、原画の精巧さと迫力に圧倒されるもよし。当時夢中になった作品やふろくを眺めながらノスタルジーに浸るもよし。最近はマンガもすっかりご無沙汰で・・・という人も、このときばかりは現実をしばし忘れて、めくるめく少女マンガの世界にどっぷりと浸りたい。

文/井口啓子

『LaLa40周年記念原画展〜美しい少女まんがの世界〜』

期間:2017年3月22日(水)〜28日(火)
時間:10:00〜20:00(最終日は17:00閉場)
会場:阪神梅田本店 8階催場
料金:一般1000円、大学生・高校生800円、中学生400円、小学生以下無料
電話:06-6345-1201

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