ママ限定、マティスとルオー貸切鑑賞会

2017.4.28 16:00

左:アンリ・マティス《鏡の前の青いドレス》 1937年 京都国立近代美術館 右:ジョルジュ・ルオー《マドレーヌ》 1956年 パナソニック 汐留ミュージアム

(写真2枚)

「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で開催中の『マティスとルオー -友情50年の物語-』で、子育て中の両親(子ども同伴可)と妊娠中の女性を対象とした「貸切鑑賞会」が初めて実施される。

「人とアートが気軽に触れ合える都市型美術館」をテーマに、年間約30万人の来場者を誇る同館。来場者には子育て世代も多いが、彼らから「通常の開館日だと落ち着いて鑑賞することができない」という声が寄せられるようになり、休館日となる5月8日に、初の貸切鑑賞会を開催することに。

アンリ・マティス《刀飲み》(『ジャズ』より)  1947年 うらわ美術館
アンリ・マティス《刀飲み》(『ジャズ』より)  1947年 うらわ美術館

今回、貸切で鑑賞できるのは、20世紀フランス絵画の二大巨匠ともいわれるアンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの友情に焦点を当てた展覧会。マティスが亡くなるまで続いた50年に渡る2人の交友関係の軌跡を、互いの作品はもちろん、近年見つかった往復書簡などの貴重な資料を通してたどる。また、ルオーの版画集『気晴らし』シリーズ全15点が、世界で初めて一挙公開されるという、貴重な機会でもある。

事前予約は不要。1日2回・各1時間の開催予定で、学芸員によるギャラリートーク(15分程度)の後、自由鑑賞タイムとなる。詳細は公式サイトで確認を。料金は一般1200円ほか。

取材・文/浅野はるか

『「マティスとルオー ー友情50年の物語ー」スペシャルプログラム「たまご&ひよこDAY」』

日時:2017年5月8日(月)・11:00〜12:00、14:00〜15:00 ※各15分前から受付開始
会場:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
料金:一般1200円、大高生800円、中小生300円、小学生未満は無料
電話:06-4399-9050

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