松井玲奈「パソコンが友だちでした」

2017.5.7 19:00

「シネ・リーブル梅田」での舞台挨拶に登場した松井玲奈(中央)、micci the mistake(左)、酒井麻衣監督(7日・大阪市内)

(写真2枚)

女優だった母親に憧れて、演技の道を志す少女・ナノカの成長を描いた映画『はらはらなのか。』。7日には大阪公開を記念して、出演した松井玲奈、micci the mistake、酒井麻衣監督が「シネ・リーブル梅田」(大阪市北区)に登場。舞台挨拶をおこなった。

この映画は、冴えない子役・ナノカ(原菜乃華)は、松井が演じる喫茶店の店主・リナや、亡くなった母親がかつて出演した舞台の劇団員との出会いによって、その運命が次第に変化していく物語だ。

司会者から「自分の運命を変えてくれた人」について尋ねられた松井は、「48グループのライブですっ転んだことがあったんです。終わってからお客さんが『転んでいたけど、大丈夫?』と心配してくださって。でも、大きな会場で転んだことが恥ずかしかったから、『いつものことなので、大丈夫です』と誤摩化すように答えたら、『そうやって、いつものことだからと言って、また頑張れる気持ちはすごく素敵』とおっしゃってくれて。いつも『失敗するな』と言われてきたなかで、そうやって違う視点で自分を認めてくれたのは初めてだったので、救われました」とファンの言葉に感謝した。

映画『はらはらなのか。』のワンシーン、原菜乃華(左)と松井玲奈 © 2017「はらはらなのか。」製作委員会
映画『はらはらなのか。』のワンシーン、原菜乃華(左)と松井玲奈 © 2017「はらはらなのか。」製作委員会

また、ナノカが12歳ということで、「12歳のとき、何をしていたか」と尋ねられた松井は、「パソコンが友だちでした。家に帰ると、ネットサーフィンをして面白い動画ばかり探していた。今はいろんなことにアンテナを張っているけど、あのときやっていた事が生きています」とコメント。最後には、SKE48卒業後初の映画出演となった本作に関して、「すごく素敵で大切な作品。みなさんにこの作品を好きになってもらえるとうれしい」と喜びを語った。映画は全国で順次公開される。

映画『はらはらなのか。』

2017年4月1日(土)公開
監督:酒井麻衣
出演:原菜乃華、松井玲奈、吉田凜音、松本まりか、ほか
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

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