仏生まれのイベント、神戸港を白く包む

2017.5.15 12:00

会場は参加者たちが一丸となって設営

(写真4枚)

真っ白な服装をした人々で会場が埋め尽くされる『神戸ホワイトディナー2017』が5月27日、神戸開港150年でリニューアルした「神戸メリケンパーク」(神戸市中央区)で開催される。

今回で4回目となる本イベントは、服装はもちろん、テーブル、椅子、食器、テーブルを飾る小物や花など、すべてを白色で統一。参加者自らが会場作りをおこなう。

フランスでは1980年代からエッフェル塔前広場やルーヴル美術館前など、公共の場を白一色にして開催される『ディネ・アン・ブラン』があり、参加者はそのロケーション自体も楽しんでいるという。このヴィジョンに賛同した地元有志が、「神戸でも開催したい」と企画。実行委員会の加藤裕子さんは「何色にも染まらない白は、すべての創造の源。デザイン・ファッションを大切にする神戸にこそふさわしいと感じた」と話す。

会場内をアーティストが練り歩き、テンションはヒートアップ

過去にはテーブルで隣り合った参加者どうしが「その飾り、どこで買ったんですか」などと情報交換。回を重ねるごとに服装やテーブル装飾に工夫が加えられ、イベント空間はどんどん洗練された。ここでは料理や飲み物も含め、それらをすべて参加者自身で用意することがルール。参加者自身がイベントの作り手になれることが魅力だ。チケットは3000円、公式サイトにて発売中。テーブル・椅子のレンタルにも対応する。

文/合楽仁美

『神戸ホワイトディナー2017』

日程:2017年5月27日(土)・15:00〜20:00
会場:神戸メリケンパーク内特設会場(メリケン波止場内)
料金:3000円(小学生以下無料、事前申込制)
問い合わせ:whitedinner1(アットマーク)yahoo.co.jp

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