武豊、最強馬聞かれるも「僕だけの特権」

2017.5.18 07:00

会場には約300人のファンが集まった(17日・阪急うめだ本店)

(写真8枚)

JRA(日本中央競馬会)・武豊騎手のデビュー30周年を記念し、「阪急うめだギャラリー」(大阪市北区)で開催されている展覧会『武豊展 〜名馬と共に歩んだ30年〜』。初日の17日、トークショーがおこなわれ、武豊が登場。競馬を愛してやまないお笑いコンビ・シャンプーハットとともに30年を振り返った。

「30年、いろいろありましたけど、あっという間でした」と話す武豊。てつじに「これまで乗ったなかで1番強かった馬は?」と問われると、「よく聞かれるんですけど、それは僕だけの秘密。僕だけの特権です」と答え、笑顔ではぐらかした。とはいえ、先日の『天皇賞(春)』を制した、歌手・北島三郎の愛馬「キタサンブラック」については「背が高いですよね。脚が長くて、ゲートでも自分だけ頭1つ高く感じる。昨年よりもどんどん強くなってるし、天皇賞を勝ったときに、正直、世界でこの馬より強い馬がいるのかなと思った」と話した。

「キタサンブラックで凱旋門賞に行きたいとは思っている。考えるだけでわくわくする」と話す武豊
「キタサンブラックで凱旋門賞に行きたいとは思っている。考えるだけでわくわくする」と話す武豊(17日・阪急うめだ本店)

「キタサンブラック」は『天皇賞(春)』で、2006年に「ディープインパクト」がマークした伝説的な記録を0秒9更新。「自分の記録を自分で破るっていうのはどんな感じですか」と問われると、「当時は破られることはもうないだろうなと思っていた。でも(キタサンブラックでの)ゴールの瞬間に『ひょっとしたら』と感じて。オーナーが北島さんだから、レコードを出すっていうのは良いことですよね」と答え、会場の笑いを誘った。

トーク中盤にはフジテレビの福原直英アナウンサーも登場し、盛り上がった(17日、阪急うめだ本店祝祭広場)
トーク中盤にはフジテレビの福原直英アナウンサーも登場し、盛り上がった(17日・阪急うめだ本店)

最後に「30周年を迎えて、次は40周年もやりたいなと。そのときは58歳ですけど、ずっと騎手はやり続けたい。調教師は弟(武幸四郎)がなったので、弟の後輩にはなりたくないですし(笑)」と、意気込んだ。これまでの国内外の名場面レースをとらえた写真パネルや優勝カップなどの展示で武豊の30年間の軌跡を振り返る展覧会は、5月22日まで開催される。

初日、多くのファンが訪れた『武豊展』
初日、多くのファンが訪れた『武豊展』

『武豊展 〜名馬と共に歩んだ30年〜』

期間:2017年5月17日(水)〜22日(月)
時間:10:00〜20:00(金土は〜21:00)※最終入場は30分前、最終日は〜18:00
会場: 阪急うめだ本店9F「阪急うめだギャラリー」
料金:一般800円、学生600円(中学生以下無料)

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